for
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
中学レベル
1コアイメージ
forのコアイメージは「ある方向・対象へと向かっている」こと。矢印(→)を思い浮かべるとわかりやすい。「あなたのために」は「あなたへ向けて」、「1時間の間」は「1時間という時間の範囲に向かって」、「〜に対して」は「〜という対象へ」という発想だ。また「賛成・支持」の意味(I’m for it.「賛成だ」)も、賛成する対象へ気持ちが向いているイメージ。「〜に適した」も、その目的・対象にちょうど向いている状態を指す。日本語では「〜のために/〜として/〜の間/〜に対して」などと訳し分けるが、どれも根底には「対象への指向性」という一本の軸がある。
2意味一覧
-
前置詞
〜のために(目的・利益)
行動や感情が向かう先・受益者を示す。「あなたという対象へ向けて」行動するイメージ。 -
前置詞
〜にとって(評価・判断の対象)
「その人の視点・立場に向けると」こうなる、という評価の向け先を表す。 -
前置詞
〜の間(期間・距離)
「その時間・距離の範囲に向かって(ずっと続いている)」という継続の指向性。 -
前置詞
〜に対して(交換・比較の相手)
「〜と引き換えに向かう」方向を示し、代償や交換の関係を表す。 -
前置詞
〜について(理由・原因)
「〜を原因として向かう」感情・評価の方向を指す。Thank you for〜(〜してくれたから)が典型。 -
前置詞
〜に適した・〜向きの
「その目的・対象にぴったり向いている」状態を表す。 -
前置詞
〜に賛成して・〜を支持して
「その対象の方向へ気持ちが向いている」ことで、賛成・支持の意味になる。 -
接続詞
なぜなら〜だから(やや文語的)
理由・根拠を示す方向への指向性。becauseよりも格式張った表現で、書き言葉で頻出。
3例文
4よくある間違い・注意点
「〜の間」を表すときにduringと混同しやすい。forは「3年間」のように数値で表せる期間の長さに使い、duringは「夏の間」のように特定の期間・出来事の最中に使う。×I slept during three hours. ○I slept for three hours.
「〜のために」でtoと混同しがち。to不定詞の目的(〜するために)は動作の目的を示すのに対し、forは受益者や恩恵の向かう先を示す。「あなたのために(あなたが受益者)」はfor you、「会いに行くために(目的の行動)」はto meet you。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| during | 「特定の期間・出来事の最中」に使う。forが期間の長さ(数値)を示すのに対し、duringは期間の名称で限定する。 |
| in favor of | 「〜を支持して」の意味に絞った表現。forの「賛成」用法をより明示的に言う場合に使う。 |
| because | 接続詞として理由を示す点は同じだが、becauseはカジュアルで口語的。forはやや格式張った書き言葉的な理由表現。 |
対義語: against、without
7コロケーション
- thank you for 〜(〜してくれてありがとう)
- be ready for 〜(〜の準備ができている)
- for the first time(初めて)
8確認テスト
He was punished for telling a lie.
①彼は嘘をつくために罰せられた。
②彼は嘘をついたことに対して罰せられた。
③彼は嘘をつく間、罰せられた。
④彼は嘘つきに向いていたので罰せられた。
②。forは「〜に対して(原因・理由)」の用法で、罰の原因(嘘をついたこと)へ指向性が向いている。①はto tellとすべきで「目的」の誤読。③はduringなど期間の誤読。④は意味をなさない。Thank you for 〜と同じ構造で「〜という理由に対して」と理解するとよい。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。