tolerance
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
1コアイメージ
toleranceの語根はラテン語の「tolerare(耐える・担う)」。コアイメージは「ある限界・閾値まで何かを受け入れられる幅・キャパシティ」。人間関係では「自分と違う価値観や行動を受け入れられる心の幅=寛容」、身体・工学では「ストレスや誤差をどこまで許容できるか=耐久力・許容誤差」となる。どちらの意味も「押しつぶされずに受け止められる許容範囲」という同じ根っこから生まれており、その幅が広いほど「tolerantである」と言える。一時的な「我慢」ではなく、構造的・継続的に受け入れ続けられる「耐性・余裕」がポイント。
2意味一覧
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名
寛容(さ)、他者への受容
自分と異なる意見・文化・行動を「許容幅の中に収める」イメージ。拒絶せずに受け入れ続けられる心の余白が寛容。 -
名
耐久力、耐性
身体や物質が外部のストレスを「限界まで受け入れられる力」。「この薬への耐性がついた」のように、生理的・物理的文脈でも使われる。 -
名
許容誤差(工学・精密機械)
設計値からのズレをどこまで「許容できるか」を示す幅。製造業や理工系の文脈では最頻出の意味で、試験でも問われやすい。 -
名
(薬物・アルコール等への)耐性、感受性低下
繰り返し摂取により身体が物質を「受け入れ慣れてしまう」状態。こちらも医学・薬学的文脈で重要。
3例文
4よくある間違い・注意点
「寛容」と訳すと「優しさ・甘さ」のイメージになりがちだが、toleranceは積極的な肯定ではなく「違いを許容する構造的な余裕」。accept(受け入れる)より一歩引いた、共存のための忍耐を含む点に注意。
toleranceとpatienceを混同しやすい。patienceは「一時的な嫌なことを我慢する」個人的・感情的な忍耐。toleranceは「差異・ストレスを継続的に受け入れられる幅・許容量」で、より構造的・客観的なニュアンスがある。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| patience | 一時的な困難や待ち時間への個人的な忍耐。toleranceのような「差異への許容幅」というニュアンスは薄い。 |
| forbearance | 怒りや報復をあえて自制する「克己的な寛容」。toleranceより意図的・努力的なニュアンスが強く、やや格式張った語。 |
| acceptance | 差異や現実を積極的に「受け入れる・認める」こと。toleranceが「受け入れ続けられる幅」なのに対し、acceptanceはより能動的な肯定。 |
対義語: intolerance、bigotry、prejudice
6派生語・関連語
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tolerate
動
(差異・苦痛など)を許容する、我慢する
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tolerant
形
寛容な、耐性のある(be tolerant of~:~に寛容である)
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intolerance
名
不寛容、偏狭;(食物などへの)不耐性 -
intolerant
形
不寛容な、偏狭な;(薬・食物などに)耐性のない
7コロケーション
- have tolerance for ~(~への寛容さ・耐性を持つ)
- zero tolerance(ゼロトレランス:一切の違反を許さない厳格方針)
- tolerance of diversity(多様性への寛容)
8確認テスト
“Patients who take painkillers daily may develop a tolerance to them over time.”
① 痛み止めを毎日服用する患者は、時間とともにそれへの寛容さが増す可能性がある。
② 痛み止めを毎日服用する患者は、時間とともにそれへの耐性がつく可能性がある。
③ 痛み止めを毎日服用する患者は、時間とともにそれへの忍耐力が低下する可能性がある。
④ 痛み止めを毎日服用する患者は、時間とともにそれへの許容誤差が生じる可能性がある。
②。「薬を身体が受け入れ慣れてしまい、効きにくくなる状態=耐性」がこの文脈のtoleranceのコアイメージ。①は「寛容さ」という対人的な訳で文脈に合わない。③は意味が逆転。④は工学用語の訳で医学文脈にそぐわない。
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