distortion
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
1コアイメージ
distortionの根底にあるのは「本来あるべき正しい形・姿から力が加わって変形・逸脱してしまう」というイメージです。接頭辞dis-(離れる・逆の方向へ)+tort(ねじる)が語源で、「ねじって本来の状態から引き離す」ことを意味します。物理的な形の歪み(レンズや鏡の像の歪み)から、情報・事実の意図的または無意識の曲解・歪曲、さらには音声・映像信号の劣化まで、「正しいはずのものが変形して伝わる」あらゆる場面に使われます。単に「間違い」ではなく、もとの形が存在する上でそれが歪んでいる点が本質です。
2意味一覧
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名
(形・像の)ゆがみ、ひずみ
物理的な物体や光学的な像が本来の形から変形している状態を指す。レンズの歪みや視界の歪みが典型例。 -
名
(事実・情報の)歪曲、曲解
正確であるべき情報や事実が、本来の姿からねじれて伝えられることを指す。意図的な場合も無意識の場合もある。 -
名
(音・音声・信号の)ひずみ、雑音混入による劣化
音響・電気信号の分野で、元の正しい信号が変質・劣化してしまう現象を指す。音楽や通信の文脈で頻出。
3例文
4よくある間違い・注意点
「distortion(歪曲)」と「deception(欺瞞)」を混同しやすいが、distortionは必ずしも意図的ではなく、無意識の偏見や認知のゆがみによる場合にも使われる点に注意。deceptionは意図的に相手を騙す行為を指す。
音楽・電子分野では「ディストーション」とカタカナのまま使われることがあり、これは「音の歪み(エフェクト)」を指す専門用語として定着している。文脈に応じて適切に訳すこと。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| distortion | 本単語。「あるべき形からのねじれ・変形」というコアを持ち、物理・情報・音響と幅広く使える。 |
| misrepresentation | 主に情報・言説の不正確な表現に限定され、意図的なニュアンスが強い。物理的な歪みには使えない。 |
| bias | 偏り・先入観に焦点を当てており、歪みの原因が主観的な偏見にある場合に使う。distortionより原因寄りの表現。 |
| warping | 主に物理的な変形(板や素材が反る・曲がる)に用い、情報の歪曲には通常使わない。 |
対義語: accuracy(正確さ)、fidelity(忠実な再現)、clarity(明瞭さ)
6派生語・関連語
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distort
動
歪める、歪曲する
-
distorted
形
歪んだ、歪曲された -
distortive
形
歪みを生じさせる(やや専門的)
7コロケーション
- cause distortion(歪みを引き起こす)
- distortion of the truth / facts(事実の歪曲)
- image / optical distortion(像の歪み・光学的歪み)
8確認テスト
“The documentary was criticized for its distortion of historical events to support a particular political agenda.”
①ドキュメンタリーは、特定の政治的意図を支持するために歴史的事件を___したとして批判された。
① 省略
② 歪曲
③ 記録
④ 誤解
②歪曲。歴史的事実という「あるべき正しい形」が、政治的意図によってねじれて伝えられているというdistortionのコアイメージが正確に当てはまる。①「省略」は情報が欠落すること、③「記録」は逆に正確に残すこと、④「誤解」は受け手側の問題であり、いずれもコアイメージとズレている。
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