appreciation
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
appreciationの根底にあるのは「何かの価値・良さを正しく・十分に認識する」というイメージです。ラテン語の「価格(pretium)」が語源で、「適正な値をつける」ことが出発点です。感謝とは「相手の行為の価値をちゃんと認識すること」、鑑賞とは「芸術の価値をちゃんと認識すること」、評価とは「物事の価値を正しく見積もること」。さらに「資産価値の上昇」という意味もこの流れから自然に生まれます。「表面だけ見る」のではなく、「深く・正当に価値を捉える」という感覚がすべての意味を貫いています。
2意味一覧
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名詞
感謝
相手がしてくれたことの価値を「ちゃんと認識している」ことを表すと感謝になる。単なる礼儀ではなく、相手の行為の意味を深く理解した上での謝意というニュアンスがある。 -
名詞
(芸術・音楽などの)鑑賞・味わう力
芸術や音楽の持つ価値・美しさを「深く・正当に認識すること」がそのまま鑑賞という意味になる。表面的に見るのではなく、本質を理解して楽しむというニュアンス。 -
名詞
(正当な)評価・理解
人物・状況・努力などの価値を「正しく見積もること」が評価・理解という意味につながる。「あなたの苦労をわかっている」という文脈で頻出。 -
名詞
(資産・価値の)上昇・値上がり
「価値が高まる」という方向に語源が動いた用法。経済・金融の文脈で使われ、「円高」はappreciation of the yenと表現される。
3例文
4よくある間違い・注意点
「感謝」の意味で使うとき、appreciation は単に礼儀上の「ありがとう」ではなく、相手の行為の価値を深く認識していることを含む。したがって in appreciation of ~(~に感謝して)のように前置詞句で使われることが多く、単純な感情語と混同しないよう注意。
「値上がり」の意味は日本語の単語帳では省かれることが多いが、経済・時事英語では頻出。depreciation(価値の低下・減価償却)と対で覚えると効果的。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| gratitude | 純粋に「感謝の気持ち」という感情そのものを指す。appreciationより主観的・感情的で、価値の認識という知的ニュアンスは薄い。 |
| recognition | 「認識・承認」という意味では重なるが、価値の深い理解というより「事実として認める」という事務的・客観的なニュアンスが強い。 |
| admiration | 「称賛・敬服」。価値を高く評価する点は共通だが、感嘆・崇拝の感情が前面に出る。appreciationほど知的・冷静ではない。 |
対義語: depreciation、ingratitude
6派生語・関連語
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appreciate
動詞
~の価値を認める、感謝する、鑑賞する、(価値が)上がる
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appreciative
形容詞
感謝している、真価を認める、鑑賞眼のある -
appreciably
副詞
目に見えて、かなり(recognizably の意) -
appreciable
形容詞
かなりの、認識できるほどの
7コロケーション
- show / express appreciation(感謝を示す・表す)
- in appreciation of ~(~に感謝して・~を称えて)
- music / art appreciation(音楽鑑賞・美術鑑賞)
8確認テスト
“The committee gave her an award in appreciation of her decades of service to the community.”
① 彼女の長年の地域貢献に対する【批判】として
② 彼女の長年の地域貢献を【値上げする】ために
③ 彼女の長年の地域貢献を【正当に認め・称えて】
④ 彼女の長年の地域貢献を【鑑賞する】ために
③。in appreciation of ~ は「~の価値をちゃんと認識して=~に感謝・称賛の意を表して」というコアイメージがそのまま出たフレーズ。「感謝」でも「評価」でも意味が重なるが、日本語として最も自然なのは「称えて・讃えて」という③。④の「鑑賞」は芸術など美的対象に使われ、人の貢献には不自然。
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