instinct
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は16冊に掲載されています。
1コアイメージ
instinctのコアイメージは「訓練・学習・意識的思考を経ずに、内側から自然に湧き出る衝動・知覚・判断力」です。語源はラテン語のinstinguere(内側から突き動かす)で、「内側から刺激される」感覚が根底にあります。動物が教わらずとも渡りをする「本能」も、「なぜかこの人は信用できない」という根拠のない「直感」も、どちらも「意識や論理を超えたところから来る確信・衝動」という点で同じコアイメージです。日本語では文脈によって「本能」「直感」「センス」「勘」と訳し分けますが、いずれも「理屈より先に体や心が感じ取る何か」というイメージが共通しています。
2意味一覧
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名詞
本能(生まれつき備わった行動衝動)
生物が学習なしに持つ行動パターンは、まさに「内側から自然に突き動かされる力」のコアイメージそのもの。 -
名詞
直感・勘(論理的根拠のない確信)
「なぜかわからないけど確信がある」という状態も、意識的な推論を経ずに内側から湧き出る知覚であり、コアイメージと一致する。 -
名詞
天性のセンス・才能(ある行動への自然な素質)
「生まれついての才能」も訓練より先に内側にある力という点でコアイメージと重なり、「an instinct for art(芸術の天性のセンス)」のように使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「直感」を表す語としてintuitionと混同しやすい。instinctはより動物的・原始的な「本能レベルの感覚」であるのに対し、intuitionは経験や無意識の知識を積み上げた末の「洗練された直観」というニュアンスがある。例えばプロが瞬時に判断する場合はintuitionの方が適切なことが多い。
instinctは可算名詞と不可算名詞の両方で使われる。「by instinct(本能的に)」は不可算、「have an instinct for〜(〜の本能・センスがある)」は可算と使い分けが必要。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| intuition | 経験・知識が無意識に蓄積された上での「直観力」。instinctより知的・洗練された印象。「専門家の勘」にはintuitionが近い。 |
| impulse | 突然湧く「衝動」で、行動への強い駆り立てに焦点。instinctより一時的・感情的なニュアンスが強い。 |
| gut feeling | 「腹の底からの感覚」というくだけた表現。instinctに近いが口語的で、根拠のない直感を指すことが多い。 |
対義語: reason(理性)、logic(論理)、deliberation(熟慮)
6派生語・関連語
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instinctive
形容詞
本能的な、直感的な -
instinctively
副詞
本能的に、直感的に -
instinctual
形容詞
本能に基づいた(主に心理学・生物学的文脈で使われる)
7コロケーション
- by instinct(本能的に・直感的に)
- have an instinct for 〜(〜への本能的センスがある)
- survival instinct(生存本能)
8確認テスト
“As a designer, he has an extraordinary instinct for what people will find beautiful.”
彼はデザイナーとして、人々が美しいと感じるものへの特別な__がある。
① 知識
② 努力
③ 天性のセンス
④ 幸運
③ 天性のセンス。instinctのコアイメージは「学習・意識的思考を経ずに内側から湧く力」であり、ここでは訓練ではなく生まれながらに備わった「センス・才能」という意味で使われている。「知識(①)」は学習の産物、「努力(②)」は意識的行動、「幸運(④)」はランダムな要素であり、いずれもコアイメージと矛盾する。
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