ghost
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
ghostのコアイメージは「かつてそこにあったものの、実体を失った痕跡・残像」である。死んだ人間の魂(幽霊)という最も一般的な意味は、肉体を失ってもこの世に残る存在というイメージから来ている。このコアイメージは他の用法にも広がり、「かすかな痕跡・面影(a ghost of a chance:わずかな可能性)」や、コンピュータ用語の「ゴーストライター(ghostwriter)」—表に出ない、実体のない書き手—にも繋がる。また「幽霊のように突然消える」という動詞用法(to ghost someone:突然連絡を絶つ)も現代英語では定着している。日本語の「幽霊」よりも広く、「実体がない・薄い・痕跡として残る」というニュアンスが根底にある。
2意味一覧
-
名詞
幽霊、亡霊
肉体という実体を失い、残像・痕跡として存在し続ける霊魂。コアイメージの最も直接的な表れ。 -
名詞
かすかな面影・痕跡(a ghost of ~)
「実体を失った残像」というコアから派生し、ほとんど見えないくらいわずかに残るもの・可能性を指す。 -
動詞
(相手に何も告げず)突然連絡を絶つ、ゴーストする
幽霊が突然消えるように、説明なしに姿を消すことから来た現代的な用法。特にSNS・交際場面で使われる。 -
名詞(複合語)
ゴーストライター(代筆者)
表に姿を現さない「実体なき書き手」というイメージ。ghostwriterの短縮・合成から生まれた用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
「a ghost of a chance」を見て「幽霊のような可能性」と直訳しがちだが、正しくは「ほんのわずかな可能性」。ghostが「実体を失った痕跡」→「かすかなもの」を意味することを覚えておこう。
動詞の「ghost(突然連絡を絶つ)」は現代の口語・SNS文化から生まれた用法で、大学受験ではまだ少ないが、長文読解や英作文での理解は求められる場面が増えている。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| spirit | spiritは生死を問わず「霊・精神・魂」全般を指し、宗教的・哲学的文脈でも使われる。ghostは死後にこの世に残る「幽霊」という、より具体的なイメージ。 |
| specter(spectre) | specterは「不気味な幽霊・亡霊」で、ghostより文学的・格式的な語。比喩的に「脅威の影(the specter of war)」としても使われる。 |
| phantom | phantomは「幻影・実体のない影」のニュアンスが強く、ghostより「見せかけ・錯覚」的。the Phantom of the Operaのように、正体不明・謎めいたものに使われやすい。 |
対義語: living person(生きている人)、reality(実体・現実)
6派生語・関連語
-
ghostly
形容詞
幽霊のような、不気味な -
ghostwriter
名詞
ゴーストライター(代筆者) -
ghostwrite
動詞
代筆する -
ghosting
名詞
突然連絡を絶つこと(現代口語)
7コロケーション
- haunt like a ghost(幽霊のように付きまとう)
- a ghost of a chance(ほんのわずかな可能性)
- ghost town(ゴーストタウン、廃墟となった町)
8確認テスト
“The old factory has become a ghost town — not a single worker remains.”
① 幽霊が出る町
② 活気を失った廃墟のような場所
③ 亡霊に呪われた工場
④ 幽霊屋敷
② 活気を失った廃墟のような場所。ghost townは「かつて栄えていたが、今は実体(人・活気)を失った町」というコアイメージから来ている。幽霊が文字通り出るわけではなく、「実体を失った残像としての場所」を表す比喩的表現。
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