grammatical
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
grammatical の根底にあるのは「文法(grammar)の体系・規則に基づいている」というイメージです。grammar はギリシャ語で「文字・書かれたもの」を意味する gramma に由来し、言語を支える構造的なルール体系を指します。grammatical はその形容詞形として「文法という観点から見たとき」というフィルターをかける言葉です。「文法の間違い」のように単に文法に関連する意味だけでなく、「文法的に正しい(規則に合っている)」という意味でも使われます。この2つの使い方の違いを意識することが重要で、文脈によって「文法上の〜」(中立的な関連性)と「文法的に正しい」(規則への適合)を使い分ける必要があります。
2意味一覧
-
形容詞
文法の、文法上の
「文法という体系に属する・関連する」というコアイメージがそのまま表れた用法で、文法に関係するあらゆる事柄(間違い・規則・構造など)を修飾する。 -
形容詞
文法的に正しい、文法に合った
「文法の規則に沿っている(=規則から外れていない)」というコアイメージから、文として正しく成り立っているかどうかを判定する用法が生まれる。ungrammatical(文法的に誤った)との対比で特に重要。
3例文
4よくある間違い・注意点
「grammatical = 文法の(関連)」と覚えてしまい、「文法的に正しい」という意味を見落としがち。Is this sentence grammatical? は「この文は文法的に正しいか?」という意味であり、「文法的か?」と直訳すると意味が通じにくい。
grammar(名詞)と grammatical(形容詞)を混同して a grammatical book(文法書)と言いたい場面で a grammar book と言うべきところを誤用するケースに注意。文法書は a grammar book が自然。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| syntactic | 文の構造(語順・節の組み立てなど syntax)に特化した技術的・学術的な語。grammatical より範囲が狭く専門的。 |
| correct | 「正しい」という広い意味を持つが、grammatically correct のように副詞を添えないと文法の正しさを特定できない。grammatical は一語で「文法上正しい」を表せる。 |
| linguistic | 言語全般(音韻・意味・文法など)に関わる広い語。grammatical は文法の規則という特定の体系に絞っている点が異なる。 |
対義語: ungrammatical、incorrect
6派生語・関連語
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grammar
名詞
文法、文法書
-
grammatically
副詞
文法的に、文法上 -
ungrammatical
形容詞
文法的に誤った、非文法的な -
grammarian
名詞
文法学者
7コロケーション
- grammatical error / mistake(文法的な誤り)
- grammatical structure / rule(文法的な構造・規則)
- grammatically correct(文法的に正しい)
8確認テスト
“The linguist argued that the sentence was not grammatical in standard English.”
① 文法の授業で教えられていない
② 文法書に載っていない
③ 文法的に正しくない
④ 文法的に複雑すぎる
③ grammatical はここで「文法の規則に合っている」という意味で使われており、not grammatical は「文法的に正しくない(非文法的な)」を意味する。ungrammatical と同義の用法で、「文法の体系の規則から外れている」というコアイメージが表れている。①②④はいずれも文意から大きく外れる。
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