introduction
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
introductionはラテン語のintro-(内へ)+ducere(導く)が語源で、「内側へと導き入れること」がコアイメージです。intro-は「〜の中へ」を意味し、「それまで存在しなかった場所・世界・関係の中に何かを持ち込む」という本質的なイメージがあります。人を「紹介する」のは、相手の社会的なつながりの中にその人を連れ込むこと。プレゼンや本の「序論・はじめに」は、読者をテーマの世界へ導き入れる入口。新しい技術の「導入」は、これまでなかったものを社会・現場の中に持ち込むこと。すべて「新たな場・関係・空間の中に初めて入り込ませる」という一貫したコアから派生しています。
2意味一覧
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名詞
紹介(人と人を引き合わせること)
それまで接点のなかった人を、相手の人間関係の世界の「中へ導き入れる」行為がそのまま「紹介」になる。 -
名詞
導入・取り入れること(新しいものを持ち込む行為)
新しい概念・技術・制度を、それまで存在しなかった社会や場の「中へ持ち込む」ことがそのまま「導入」の意味になる。 -
名詞
序論・はじめに(本やスピーチの冒頭部分)
読者や聴衆をテーマの世界の「中へ導き入れる」入口として機能する冒頭部分が「序論」となる。 -
名詞
入門・初歩(ある分野への最初のアクセス)
学問や分野の「中へ初めて導き入れる」ものが「入門書・入門講座」となる。An introduction to linguisticsのように使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「序論」としてのintroductionはpreface(前書き:著者が読者に直接語りかける個人的な前置き)と混同しやすい。introductionは本文の内容への「入口」として機能し、テーマや背景を説明するのに対し、prefaceは執筆の経緯や感謝など本文外の話が中心になる。
「自己紹介」をself-introductionと言いたくなるが、英語では自然な表現ではない。Let me introduce myself. や My name is … と動詞のintroduceを使う形が自然。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| preface | 著者が執筆の動機・経緯・感謝などを述べる「前書き」。本文の内容説明よりも個人的・主観的な色合いが強く、introductionのような「テーマへの入口」機能は薄い。 |
| prologue | 主に小説・演劇の「プロローグ」。物語の世界観を示す演出的な冒頭部で、introductionより文学・芸術的な文脈で使われる。 |
| presentation | 何かを人前に「提示・発表する」行為全体を指す。introductionが「初めて持ち込む・引き合わせる」という初回性に焦点があるのに対し、presentationは発表・説明のプロセス全体を指す。 |
対義語: conclusion、epilogue
6派生語・関連語
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introduce
動詞
紹介する・導入する・持ち込む
-
introductory
形容詞
序論的な・入門の・導入のための(例:an introductory course 入門コース) -
intro
名詞(口語)
前置き・イントロ(introductionの短縮形)
7コロケーション
- make an introduction(紹介する・引き合わせる)
- an introduction to 〜(〜への入門・〜の序論)
- the introduction of 〜(〜の導入・〜の持ち込み)
8確認テスト
“This textbook serves as an introduction to quantum physics for high school students.”
① 量子物理学の序論を高校生のために書いたもの
② 高校生が量子物理学者に紹介されるための本
③ 高校生向けの量子物理学の入門書
④ 量子物理学の導入実験を紹介する本
正解は③。an introduction to〜は「〜への入口として導き入れるもの」=「〜の入門書・入門講座」の意味で使われる定番コロケーション。ここでは「高校生を量子物理学の世界へ初めて導き入れるテキスト」というコアイメージが最も自然に「入門書」という訳に結びつく。①は「序論」と訳しており、本の一部を指す表現になってしまう。②④はコアイメージを誤解した訳。
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