grieve
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
grieveのコアイメージは「心の奥底から切り裂かれるような深い悲しみを体験・表現すること」です。表面的な悲しみ(sad)や泣く(cry)とは異なり、grieveは喪失に対して心が長期間にわたって傷み続ける状態を指します。語源はラテン語のgravis(重い)に由来し、「重荷を背負う」ように心が苦しむイメージです。自動詞として「悲嘆にくれる」という意味のほか、他動詞として「(人)を深く悲しませる・心を痛めさせる」という意味もあります。grieveは単なる感情表現ではなく、喪失を内側で処理するプロセス(grief work)としての色合いも強い点が特徴です。
2意味一覧
-
動詞(自動詞)
深く悲しむ、悲嘆にくれる(主に喪失に対して)
心の奥底に重くのしかかる痛みを、時間をかけて体験し続けるイメージ。一時的な「悲しむ」ではなく、喪失後に続く深い嘆きのプロセスを指す。 -
動詞(他動詞)
(人)を深く悲しませる、胸を痛めさせる
コアイメージの「心を重く傷める」を他者に向けた用法。「あなたの行動が私の心を痛める」のように、誰かが誰かの心に深い悲しみを与える場面で使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
grieveとsadの違いを混同しがち。sadは「悲しい感情の状態」に過ぎないが、grieveは「喪失という重大なできごとに対して心が深く傷み続けるプロセス」を指す。日常的な失望や悲しみにgrieveは使わない。
他動詞用法を見落としやすい。’It grieves me that…’の構文で「〜が胸に痛い・心が痛む」という意味になり、主語が人でなくてもよい点に注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| mourn | grieveよりもやや公的・儀式的なニュアンスがあり、葬儀や喪に服すなど社会的な悲しみの表現として使われることが多い。grieveはより内面的・個人的な感情プロセス。 |
| lament | grieveが内面で感じる痛みなのに対し、lamentは嘆きを声や言葉で外に表現するニュアンスが強い。「嘆き悲しむ・嘆く」という意味で、grieveより文語的。 |
| sorrow | 動詞としてsorrowはgrieveに近いが、grieveほど深刻・長期的な喪失感は伴わないことが多い。名詞のsorrowは「悲しみ・嘆き」としてよく使われる。 |
対義語: rejoice、celebrate
6派生語・関連語
-
grief
名詞
深い悲しみ、悲嘆、嘆き(喪失に伴う心の痛み)
-
grievous
形容詞
(傷・罪・過ちなどが)深刻な、重大な、嘆かわしい -
grievously
副詞
深刻に、重大に、ひどく -
grievance
名詞
不満、苦情、不平の種(grieveの「心を重く痛める」から転じて、不満・苦情の根拠となることがら)
7コロケーション
- grieve for[over] one’s loss(喪失を深く悲しむ)
- grieve the death of …(〜の死を悲しむ)
- it grieves me to do(〜するのは胸が痛い)
8確認テスト
“It grieves me deeply that we have to close the school that has served this community for over a century.”
① 私はひどく怒っている
② 胸が深く痛む
③ 非常に驚いている
④ 少しがっかりしている
② 胸が深く痛む。grieveは「心の奥底から重くのしかかる痛みを感じる」がコアイメージ。It grieves me…は「〜が胸に深く痛い」という他動詞用法。「怒り(①)」「驚き(③)」「軽いがっかり(④)」はgrieveのニュアンスとはまったく異なる。地域に長く貢献してきた学校の閉校という喪失に対して感じる深い胸の痛みを表しており、②が最も自然。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。