lament
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は8冊に掲載されています。
1コアイメージ
lamentのコアイメージは「心の痛みや悲しみを外に向けて表現すること」です。単に内心で悲しむのではなく、嘆き悲しむ声を上げたり、言葉にして訴えたりするという「表出」の側面が重要です。古くは詩や歌として哀悼を表現する文学形式(哀歌)も指しました。失った人・物・状況に対して「なんてことだ」と強く嘆く感情が根底にあり、単なるsadnessよりも切実さと深刻さが伴います。この「表現される深い嘆き」というコアから、動詞の「悲しむ・嘆く」、名詞の「嘆き・哀歌」が自然に生まれます。
2意味一覧
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動
(声や言葉で)深く悲しむ、嘆く、哀悼する
心の痛みを外に向けて表出するコアイメージが直接あらわれた用法。「声を上げて悲しむ」というニュアンスが含まれる。 -
動
(状況・変化などを)残念に思う、嘆く
人の死だけでなく、好ましくない現状や変化に対しても「なんと嘆かわしい」と強く訴えるように使える。日本語では「嘆く」「悔やむ」が近い。 -
名
嘆き、悲嘆、哀歌
表出された悲しみそのもの、あるいはそれを歌や詩にした表現形式を指す。旧約聖書の「哀歌(Lamentations)」もこの語源から来ている。
3例文
4よくある間違い・注意点
「悲しむ」という訳だけ覚えると、人の死だけに使う言葉だと誤解しやすい。実際には社会問題・状況悪化・失われたものなど幅広い「嘆かわしい事態」に使える。また、grieveが内心の深い悲しみを指すのに対し、lamentは外に表現・訴えるニュアンスが強いので、「黙って胸の中で悲しむ」場面にはやや不自然。
名詞形のlamentも重要。lament for[over] ~「~への嘆き」という形や、文学・音楽ジャンルとしての「哀歌」の意味も覚えておくと読解力が上がる。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| grieve | grieveは内側に深く沈む悲しみ。外への表出よりも内面の苦しみに焦点。lamentより静かで個人的。 |
| mourn | mournは特に死別・喪失への哀悼を指し、社会的・儀礼的な側面が強い。lamentは哀悼だけでなく「嘆かわしい状況への訴え」にも使える点で広い。 |
| deplore | deploreは道義的・倫理的に「非難・遺憾に思う」というニュアンスが強く、感情よりも判断・批判の色合いが濃い。lamentはより感情的な嘆きに近い。 |
対義語: celebrate、rejoice
6派生語・関連語
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lamentation
名
嘆き、哀悼、哀歌(lamentの堅い文語形) -
lamentable
形
嘆かわしい、悲惨な、お粗末な -
lamentably
副
嘆かわしいことに、残念ながら、悲惨なほど -
lamented
形
(故人などを)惜しまれた(the late lamented ~「故~」)
7コロケーション
- lament the loss of ~(~の喪失を嘆く)
- lament that S V(〜だと嘆く・残念に思う)
- a lament for ~(~を悼む哀歌・嘆き)
8確認テスト
The professor lamented the declining standards of written English among university students.
① 大学生の英語筆記力が低下していることを喜んだ
② 大学生の英語筆記力が低下していることを嘆いた
③ 大学生の英語筆記力が低下していることを調査した
④ 大学生の英語筆記力が低下していることを否定した
② が正解。lamentは「嘆かわしい状況に対して声や言葉で訴えるように深く悲しむ」というコアイメージを持つ。この文では人の死ではなく「教育水準の低下」という社会的問題を嘆いており、「嘆いた」が最も自然。①③④はコアイメージと全く逆か無関係な意味であり不適切。
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