jaw
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
jawのコアイメージは「上下で挟み込み、力を加える骨格構造」です。人間や動物の顎骨そのものを指すだけでなく、機械や工具の「挟む部分」にも広く使われます。バイス(万力)やペンチの「顎」部分もjawと呼ばれるのはそのためです。また、比喩的に「死の顎」(the jaws of death)のように、何かに捕らわれてしまう危険な状況を表す表現にも使われます。さらに口語では「しゃべること・おしゃべり」という動詞用法もあり、これは顎を動かし続けるイメージから派生しています。単なる「あご」という訳にとどまらず、「挟む・力を加える・囲い込む」という立体的なイメージで捉えると応用力が広がります。
2意味一覧
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名詞
あご・顎骨(上顎・下顎)
上下で食物を挟み噛み砕く骨格構造そのものがコアイメージの原点。upper jaw(上顎)・lower jaw(下顎)と区別することもある。 -
名詞(複数形 jaws)
(機械・道具などの)挟む部分・口;(危険な状況の)入口・とば口
「上下で挟み込む構造」というコアイメージが道具や比喩的状況に転用されたもの。the jaws of death(死の淵)のように危機的状況を「挟み込まれる」感覚で表す。 -
動詞(口語)
くだくだしゃべる・ぺちゃくちゃ話す
顎をひっきりなしに動かし続けるイメージから、とりとめなく話す行為を指す口語表現。
3例文
4よくある間違い・注意点
jawは顎骨・顎全体を指すのに対し、chinは「顎の先端(下顎のとがった部分)」を指します。「顎を打つ」という場面でもhit someone on the chin(あご先を打つ)とhit someone in the jaw(顎骨を打つ)では指す箇所が微妙に異なります。混同しないよう注意しましょう。
jaws(複数形)になると意味が変わりやすい点に注意。単数のjawは主に身体部位ですが、複数のjawsは「機械の挟み部分」や「危険な状況のとば口」という比喩的用法が中心になります。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| chin | chinは顎の先端(外側の突出部)を指すのに対し、jawは顎骨全体・口を動かす構造体を指す。ボクシングでのパンチはchinにもjawにも当たるが、骨格的な強さを語る文脈ではjawが使われる。 |
| mandible | mandibleは解剖学・生物学における専門用語で「下顎骨」を指す。jawより学術的で硬い表現。日常会話ではほぼ使われない。 |
| maw | mawは動物の胃袋・大きな口(特に貪欲に飲み込む口)を指し、jawより文学的・比喩的な色合いが強い。the maw of the seaのように「飲み込む力」を強調する。 |
6派生語・関連語
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jawbone
名詞
顎骨(特に下顎骨) -
jaw-dropping
形容詞
あっと驚くような・仰天するような(顎が落ちるほど驚く様子から) -
jawline
名詞
顎のライン・輪郭(容貌を語る際によく使われる)
7コロケーション
- the jaws of death(死の淵・絶体絶命の状況)
- drop one’s jaw / jaw-dropping(顎が落ちるほど驚く)
- clench one’s jaw(歯を食いしばる・顎に力を入れる)
8確認テスト
The hikers were lucky to escape the jaws of the avalanche.
① 雪崩のあご
② 雪崩の爪(つめ)
③ 雪崩の飲み込もうとする猛威(死の淵)
④ 雪崩の音
③
解説:jawsは複数形で使われると「何かに挟み込まれる危機的状況・とば口」という比喩的な意味になります。the jaws of the avalanche は「雪崩に飲み込まれそうな絶体絶命の状況」を表しており、「死の淵」「猛威」と訳すのが最も自然です。身体部位のあごとは全く異なるこの比喩用法がjawのコアイメージ(上下で挟み込む力)から生まれていることを理解しておきましょう。
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