layman
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
laymanの「lay」は、聖職者(clergy)でない「俗の・一般の」という意味のラテン語・ギリシャ語由来の語に遡る。中世ヨーロッパでは、専門的な宗教知識を持つ聖職者と、それを持たない一般信徒(layman)が明確に区別されていた。このコアイメージは「ある専門的な領域の外に立つ人」であり、そこから①宗教的な意味での『俗人・信徒(聖職者でない人)』と、②現代的な意味での『素人・非専門家』という二つの用法が生まれている。どちらも「その分野の専門的訓練や知識を持たない人」という根っこは同じだ。
2意味一覧
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名詞
素人、非専門家
医学・法律・科学など、ある専門領域の「外に立つ人」。その分野の訓練を受けていない一般人というコアイメージが直接表れる現代での主要な用法。 -
名詞
俗人、(宗教的な)一般信徒
元来の用法で、聖職者(clergy)という「専門職の内側」に対して、その外に立つ一般の信者を指す。コアイメージの歴史的な出発点。
3例文
4よくある間違い・注意点
laymanは「怠け者」を意味するlazy manとは全く無関係。「lay(横になる)」でもなく、ラテン語・ギリシャ語由来の「一般の」を意味するlayが語源であることを押さえておこう。
性別中立的な表現としてlaypersonやlay personが使われることも増えているが、大学受験ではlaymanとlayman’s termsの熟語形式が重要。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| amateur | amateurは「愛好家・アマチュア」で、趣味や好きでやっている人のニュアンスが強く、必ずしも「無知」を含意しない。laymanは単に「専門的知識がない人」という中立的な意味。 |
| novice | noviceは「初心者・新米」で、これから学び始めたばかりの人を指す。laymanは学習段階に関わらず「専門外の人」全般を指す点が異なる。 |
| nonprofessional | laymanより直接的・説明的な表現。laymanの方が簡潔でよりフォーマルな文脈でも使われる。 |
対義語: expert、professional、specialist、clergy
6派生語・関連語
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laywoman
名詞
(女性の)素人、一般信徒 -
layperson
名詞
素人、非専門家(性別中立的な表現) -
laity
名詞
(集合的に)一般信徒、素人たち
7コロケーション
- in layman’s terms(素人にもわかる言葉で)
- from a layman’s perspective(素人の視点から)
- a complete layman(まったくの素人)
8確認テスト
The doctor tried to explain the diagnosis in layman’s terms so that the patient could understand.
① 医者は患者が理解できるように、専門用語を避けてわかりやすい言葉で診断を説明しようとした。
② 医者は患者が理解できるように、怠け者でも理解できる簡単な言葉で診断を説明しようとした。
③ 医者は患者が理解できるように、法律の素人向けの言葉で診断を説明しようとした。
④ 医者は患者が理解できるように、俗人向けの宗教的な言葉で診断を説明しようとした。
① in layman’s termsは「専門的な訓練を受けていない一般の人(専門領域の外に立つ人)にもわかる言葉で」という意味の定番フレーズ。laymanのコアイメージ「専門の外に立つ人」がそのまま表れており、医学の専門用語を使わず一般人向けに説明するという文脈に最もふさわしい。②のlazy man(怠け者)との混同は典型的な誤りで、語源は全く異なる。
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