surveillance
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
surveillanceはフランス語のsurveiller(監視する)に由来し、sur-(上から)+ veiller(見張る、目を覚ましている)という要素から成る。単なる「見る」ではなく、「意図を持って、継続的に、対象を把握するために見張り続ける」というニュアンスが核心にある。監視カメラ・諜報活動・医療的経過観察など、対象の行動や状態を逐一追跡・記録するあらゆる場面で使われる。一時的な「一瞥」ではなく、体制・システムとして常時目を光らせているというイメージが重要で、そこには権力関係や目的意識が伴うことが多い。
2意味一覧
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名詞
(人・場所・活動などへの)監視、見張り
「上から継続的に見張る」というコアから、組織や権力が対象を把握・管理するための体系的な観察行為を指す。 -
名詞
(医療・公衆衛生での)疾病動向の監視、サーベイランス
感染症の拡大や患者の状態を継続的に追跡・把握するという「見張り続ける」コアが医療分野に適用された用法。「監視」と直訳すると不自然なため、日本語では「サーベイランス」とそのまま使われることも多い。
3例文
4よくある間違い・注意点
「monitoring(モニタリング)」と混同しやすいが、surveillanceは対象が意識していないか、権力・組織が体系的に行う「見張り」というニュアンスが強い。monitoringはシステムの動作確認や中立的な観察にも使われるが、surveillanceには「管理・追跡」の目的意識が常に伴う。
発音に注意。「サーベイランス」と表記されることが多いが、強勢は2音節目のvéi(ヴェイ)にある(sɚvéɪləns)。「サーヴェイランス」と覚えるとリスニングでも聞き取りやすい。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| monitoring | 中立的・技術的な継続観察全般を指し、機器・環境・健康状態の管理にも使う。surveillanceほど「権力による追跡」という含意はない。 |
| observation | 一般的な「観察・観測」で、科学的・学術的な文脈でも使う。surveillanceのような「体制的な見張り」というニュアンスはほとんどない。 |
| espionage | スパイ活動・諜報行為を指し、特に国家間の秘密情報収集に限定される。surveillanceより目的が限定的かつ違法性を含意することが多い。 |
対義語: privacy(プライバシー、私的領域)、anonymity(匿名性)
6派生語・関連語
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surveille / surveil
動詞
(人・場所を)監視する ※比較的新しい用法で口語・報道でも使われる -
surveillant
名詞・形容詞
監視者;監視する(専門・文語的)
7コロケーション
- under surveillance(監視下に)
- surveillance camera(監視カメラ)
- mass surveillance(大規模監視、大量監視)
8確認テスト
“The WHO called for enhanced surveillance of the new variant spreading across borders.”
① スパイ活動
② 動向監視・サーベイランス
③ 治安維持
④ 空中偵察
② 動向監視・サーベイランス。WHOが「新変異株の国境を越えた拡大」に対して呼びかけている文脈は医療・公衆衛生の場面。ここでのsurveillanceは感染症の広がりを継続的に把握・追跡するシステムを指し、「監視」よりも「動向監視」や「サーベイランス」が最も自然。①は諜報活動の意味で文脈不一致、③④は全く別の概念。
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