tangible
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
tangibleのコアイメージは「実際に手で触れて確認できるほどのリアルさ・確かさ」。ラテン語のtangere(触れる)を語源に持ち、「物理的に触れられる」という具体的な感覚から出発している。そこから転じて、「目に見えて明白、数値や証拠として示せる具体的なもの」というニュアンスにも広がる。抽象的・曖昧・不確かなものとは対極にあり、「疑いようがないほど確かに存在する」というのが根底の感覚。「夢ではなく現実だとわかる」「数字で示せる実績」など、文脈によって「有形の」「明確な」「具体的な」などと訳し分けることになるが、どれも同じコアから生まれている。
2意味一覧
-
形容詞
触れられる、有形の
コアイメージそのまま。物理的に手で触れて確認できる、形ある実体を持つという意味。 -
形容詞
明確な、具体的な
「手で触れて確かめられるほどはっきりしている」という感覚から、証拠・結果・利益などが「あいまいではなく、具体的に示せる」意味に転じる。 -
形容詞
(成果・利益などが)実質的な、目に見える
ビジネス・政治の文脈で頻出。数値や実績として示せる「目に見える成果」を指し、抽象的な期待や可能性とは対比される。見落とされがちだが重要な用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
「触れられる」という物理的な意味だけを覚えてしまいがち。実際の入試・英文では「具体的な成果」「明確な証拠」など抽象的な文脈での使用の方が多く、文脈を見てコアイメージから訳を導く練習が必要。
concreteと混同しやすいが、concreteは「漠然とせず輪郭がはっきりしている」という概念的な具体性を指すのに対し、tangibleは「実体として確かめられる・感知できる」という感覚的なリアリティが核にある。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| concrete | 概念や計画が「具体的・明確」であることを指す。tangibleのような「手で触れる・感知できる」という感覚的リアリティは含まない。 |
| palpable | 「明らかに感じ取れる」という点でtangibleに近いが、感情・雰囲気など感覚的・感情的なものに使われやすく、やや文学的なニュアンス。 |
| material | 「物質的・有形の」という意味ではtangibleと重なるが、materialは「精神的・非物質的」との対比で使われることが多い。 |
対義語: intangible、abstract、vague
6派生語・関連語
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intangible
形容詞・名詞
無形の、触れられない、(名)無形資産 -
tangibly
副詞
明確に、実体的に、具体的に -
tangibility
名詞
有形性、具体性
7コロケーション
- tangible results(具体的な成果)
- tangible evidence(明確な証拠)
- tangible benefits(実質的な利益・恩恵)
8確認テスト
“Despite years of negotiation, the two countries have yet to achieve any tangible progress toward peace.”
① 理想的な
② 具体的な
③ 困難な
④ 突然の
② 具体的な。tangibleのコアイメージは「手で触れて確かめられるほどの確かさ」。ここでは平和への「目に見える・数えられる・実感できる」進展がまだないという文脈。「理想的な」①や「困難な」③「突然の」④はコアイメージから外れる。intangible(無形の)の対義語として、「実質的・具体的」と理解することが重要。
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