previously
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
previouslyのコアイメージは「今の状況・話題になっている時点よりも前の段階で」という時間的な先行性です。単なる「昔」ではなく、「ある基準点よりも手前の時点において」というニュアンスが重要です。例えば、人の経歴・状態・出来事を語るとき、「それ以前はこうだった」という対比的なニュアンスを帯びることが多く、現在や直後の状況と暗黙に比較されています。「before」よりもやや書き言葉的・フォーマルで、特にニュース・学術文・履歴書などで頻繁に登場します。「以前に」という訳がデフォルトですが、文脈によっては「かつては」「それまでは」「前回は」など柔軟に訳せます。
2意味一覧
-
副
以前に・かつて
基準となる時点より前の段階を指すコアイメージから、「その時より前には~だった」という意味になる。 -
副
(直)前に・以前の機会に
「前の段階で」というコアイメージが、過去の特定の出来事や機会を指す場合に「前回・先ほど」というニュアンスになる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「previously」は単なる「long ago(ずっと昔)」ではなく、「ある基準点より前の段階」という相対的な時間感覚を持つ。そのため文脈によって「以前に」「かつて」「先ほど」「前回」と訳し分けが必要。常に「以前に」と機械的に訳すと不自然になることがある。
「before」との混同に注意。beforeは前置詞・接続詞・副詞として幅広く使えるが、previouslyは副詞専用でやや格式張った響きがある。会話では「before」の方が自然なことも多い。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| before | より口語的で汎用性が高い。前置詞・接続詞としても使えるが、previouslyは副詞のみ。 |
| formerly | 「以前は(今とは違う状態・肩書きだった)」という変化のニュアンスが強い。「前の名前は~だった」のような用法に特化しがち。 |
| beforehand | 「事前に・あらかじめ」という準備・予告のニュアンスを持ち、previouslyの単純な時間的先行とは異なる。 |
| once | 「かつて・かつては」という意味で重なる部分があるが、onceはより「もはや今はそうでない」という断絶感が強い。 |
対義語: subsequently、afterwards、later
7コロケーション
- as previously mentioned(先ほど/前述したように)
- previously unknown(以前は知られていなかった)
- previously held(以前に保持していた/以前に開催された)
8確認テスト
“As previously discussed in the meeting, the project deadline has been moved up.”
① 今後の会議で議論したように
② 会議で先ほど議論したように
③ 会議で議論する前に
④ 会議の後で議論したように
② 「previously」のコアイメージは「ある基準点(=現在の発言時点)より前の段階で」。会議の中ですでに話し合われた内容を指して「先ほど/さきに」と訳すのが最も自然。「以前に」と直訳すると「ずっと昔の別の機会」のように聞こえて不自然になることがある好例。
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