tactics
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
tacticsはギリシャ語の「taktika(配置・整列)」を語源とし、もともとは戦場で兵を「どう動かすか」を意味する軍事用語だった。コアイメージは「大きな目標(strategy・戦略)の下で、今この場面をどう切り抜けるかという具体的・短期的な手の打ち方」。戦略(strategy)が「どこへ向かうか・全体の方針」であるのに対し、tacticsは「そのためにいま何をするか・現場レベルの具体策」を指す。この対比を押さえると、スポーツ・ビジネス・議論など幅広い文脈で使われても、「目の前の状況に対応した具体的な手立て・動き方」というイメージが一貫して透けて見える。
2意味一覧
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名(複数形で使うことが多い)
戦術、作戦
軍事場面で兵力を具体的に動かす方法そのもの。「大目標を達成するための現場レベルの動き方」というコアイメージが直接現れる。 -
名(複数形で使うことが多い)
(交渉・議論・スポーツなどでの)手法、やり口、策略
軍事以外の場面でも「目の前の局面を有利に動かすための具体的な行動パターン」というコアイメージが転用され、交渉術・プレー戦術などを指す。 -
名(単数扱い・不可算)
(学問・技術としての)戦術論、用兵術
「戦術の原理・体系」を指す場合は不可算名詞として単数扱いになる。「動き方の学問」というコアイメージの抽象化。
3例文
4よくある間違い・注意点
strategyとの混同に注意。strategy(戦略)は「長期的・全体的な方針」、tactics(戦術)は「その戦略を実現するための短期的・具体的な手の打ち方」。例えば「市場シェア拡大」はstrategy、「SNS広告を週3回打つ」はtactics。試験でも問われやすい対比なのでセットで覚えること。
tacticsは複数形で使うことが圧倒的に多い。a tacticと単数にすることもできるが、「学問としての戦術論」を指す場合は不可算扱いになるなど、数の扱いが文脈で変わる点に注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| strategy | 長期的・全体的な目標達成のための方針。tacticsより上位の概念で「どこを目指すか」を指す。 |
| maneuver | 戦術的な「動き・機動」に焦点。tacticsより動きの具体性が高く、巧みな立ち回りというニュアンスが強い。 |
| ploy | やや否定的なニュアンスがあり、「人を出し抜くためのたくらみ・手」というニュアンスが強い。tacticsはよりニュートラル。 |
| technique | 技術・テクニックという意味でtacticsに近い場面もあるが、techniqueはスキルの巧みさ寄りで、状況対応の「動き方」というtacticsのコアイメージはない。 |
対義語: strategy(戦略)、blunder(失策・無策)
6派生語・関連語
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tactic
名
(個別の)戦術的手段、一つの手
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tactical
形
戦術的な、戦術上の -
tactically
副
戦術的に -
tactician
名
戦術家、策士
7コロケーション
- use tactics(戦術を用いる)
- delaying tactics(引き延ばし戦術)
- change one’s tactics(戦術を変える)
8確認テスト
The negotiating team resorted to intimidation tactics to force the other side to agree.
① 交渉チームは相手を合意させるために脅迫的な手段に訴えた。
② 交渉チームは相手を説得するために丁寧な戦略を立てた。
③ 交渉チームは相手に威圧感を感じさせないよう努力した。
④ 交渉チームは相手の戦略を分析して対応した。
①が正解。intimidation tactics は「脅迫的なやり口・手段」という意味で、tacticsのコアイメージ「目の前の局面を有利に動かすための具体的な行動パターン」が交渉場面に現れている。strategyのように長期的・全体的な方針ではなく、その場で相手を動かすための具体的な手法を指す点がポイント。
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