undo
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
undoは接頭辞un-(反転・否定)+do(する)が組み合わさった語で、「したことをしなかった状態に戻す」というコアイメージを持つ。単に「外す」や「戻す」という表面的な動作だけでなく、「施されたものを解除する」「与えられた効果・影響を無効化する」という根底のニュアンスを含む。ボタンを外す・ひもをほどくという物理的な解除から、PCの「元に戻す(Ctrl+Z)」操作、さらに人の努力や業績を台無しにする・破滅させるといった抽象的な場面まで幅広く使われる。「ひとたびdoされたことをun-する」という構造が、すべての意味をつなぐ共通の核だ。
2意味一覧
-
動詞
(行ったことを)元に戻す、取り消す
「doされた状態をun-(否定)する」のがコアで、操作・行為・決定などを発生前の状態に巻き戻すイメージ。 -
動詞
(結んだものを)外す、ほどく、開ける
結ぶ・留めるというdoを反転させて「解除する」物理的な動作。ボタン・鍵・包みなど幅広く使える。 -
動詞
(業績・努力などを)台無しにする、無効にする
「積み上げてきたdoをすべてun-する」=努力の成果をゼロに戻すというニュアンス。日本語では「台無しにする」「打ち消す」が自然。 -
動詞
(人を)破滅させる、窮地に陥れる
人のこれまでの状況や地位を「なかったことにするほど」崩壊させるイメージで、文学的・やや改まった文脈で使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「undo」と「cancel」は混同されやすいが、cancelは「予定・契約など将来のことを中止する」のに対し、undoは「すでに起きたことを逆にする」という過去への反転が焦点。PC操作の「元に戻す」機能はまさにundoであり、cancelとは使い分けが必要。
「台無しにする」の意味を見落としがちで、undo years of effort(何年もの努力を台無しにする)のように重要な場面で使われるため、「外す・戻す」だけでなく抽象的な用法も押さえておくこと。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| reverse | 方向や順序を「逆にする」ことに焦点。undoより客観的・機械的なニュアンスが強く、過程や手順を遡るイメージ。 |
| cancel | 予定・契約・注文など、まだ完了していないことを「中止・取り消す」際に使う。undoのような「すでにdoされた結果を反転する」ニュアンスはない。 |
| nullify | 法律・契約・効力を「無効化する」というフォーマルな語。undoより公的・抽象的な場面で使われる。 |
| unfasten | 留め具・ボタン・鍵など物理的な固定を「外す」に特化。undoの物理的用法と重なるが、undoのほうが意味が広い。 |
対義語: do、fasten、accomplish、reinforce
6派生語・関連語
-
undone
形容詞
①元に戻された、取り消された ②ほどけた、外れた ③やり遂げられていない ④(古・文語)破滅した -
undoing
名詞
破滅(の原因)、台無しにすること。例:Greed was his undoing.(強欲が彼の破滅を招いた)
7コロケーション
- undo a button / knot / zip(ボタン・結び目・ファスナーを外す)
- undo the damage(ダメージを取り消す・修復する)
- undo years of effort / progress(何年もの努力・進展を台無しにする)
8確認テスト
“His single act of betrayal undid everything the team had built over three years.”
① チームが3年かけて築いてきたすべてを元通りにした
② チームが3年かけて築いてきたすべてを外した
③ チームが3年かけて築いてきたすべてを台無しにした
④ チームが3年かけて築いてきたすべてを取り消した
③が正解。この文では「積み上げてきた成果(do)をun-する」という抽象的・否定的な用法で、努力の蓄積をゼロに戻す「台無しにした」が最も自然。①「元通りにした」は前向きな修復ニュアンスになってしまい不自然。②「外した」は物理的な動作に限定されすぎる。④「取り消した」もやや事務的で、積年の努力が崩れる重みを表せない。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。