dedicate
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は15冊に掲載されています。
1コアイメージ
dedicateのコアイメージは「あるものを特定の目的・対象に向けて完全に割り当てる」こと。ラテン語のdedicare(宣言して贈る)が語源で、「自分の時間・労力・命をある目的のために丸ごと注ぎ込む」というニュアンスが根底にある。単なる「あげる(give)」と違い、そこには強い意志と覚悟、そして継続的なコミットメントが含まれる。だから「人生をささげる」「本を誰かに献呈する」「施設を開設する」など、どの文脈でも『これはこのためのものだ』という宣言的・全面的な方向付けが感じられる。自分自身を主語にした場合は「身を捧げる」「専念する」、目的語が建物や作品のときは「捧げる・献呈する・開設する」といった訳が当てはまる。
2意味一覧
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動
(人生・時間・努力などを)ささげる、専念させる
自分のリソース(時間・人生・才能)をある目的に丸ごと向けるコアイメージから。「全力を注ぐ」「専念する」という継続的コミットメントを表す。 -
動
(本・作品などを)献呈する、~に捧げる
作品を特定の人物への敬意や愛情の表れとして方向付ける行為。本の冒頭の「To my mother(母に捧ぐ)」がまさにこの用法。 -
動
(建物・施設などを)正式に開設する、落成式を行う
建物や施設を「特定の目的のためのものだ」と公式に宣言して割り当てるイメージ。英語の宗教・公共施設文脈でよく使われる見落とされがちな意味。
3例文
4よくある間違い・注意点
dedicate to の後には【名詞または動名詞(-ing形)】が来る。× dedicate to do ではなく ○ dedicate to doing / dedicate to 名詞。to不定詞と混同しやすいので注意。
devote との混同に注意。どちらも「専念する」だが、dedicateはより公式・宣言的で外向きなニュアンスがある(作品の献呈や施設の開設にも使える)のに対し、devoteはより個人的・内面的な強い思いを強調する。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| devote | コアは「心から完全に捧げる」で、個人的な熱意・愛情が前面に出る。dedicate より感情的・内面的なニュアンスが強く、公式の宣言(献呈・開設)には使いにくい。 |
| commit | 「約束・責任としてコミットする」ニュアンスが強く、外部への義務感を伴う。dedicate より義務・契約的な色合いが出る。 |
| consecrate | 宗教的・神聖な目的に捧げるという文脈に限定されることが多い。dedicateはより世俗的な場面にも幅広く使える。 |
対義語: neglect、abandon
6派生語・関連語
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dedicated
形
献身的な、専用の(a dedicated teacher: 献身的な教師 / a dedicated server: 専用サーバー) -
dedication
名
献身、専念、(本の)献辞
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dedicatee
名
(作品の)献呈を受ける人
7コロケーション
- dedicate oneself to ~(~に専念する・身を捧げる)
- dedicate one’s life to ~(人生を~にささげる)
- be dedicated to ~(~に献身的である・専用である)
8確認テスト
The new community center was dedicated to the victims of the earthquake.
① その新しいコミュニティセンターは被災者たちのために寄付された。
② その新しいコミュニティセンターは震災の犠牲者たちに捧げられた。
③ その新しいコミュニティセンターは被災者たちによって建てられた。
④ その新しいコミュニティセンターは震災の犠牲者たちに返還された。
②
【解説】be dedicated to ~で「~に捧げられている・献じられている」。ここでは建物・施設を「震災の犠牲者への追悼・記念」として公式に方向付けるコアイメージが表れている。①のdonate(寄付する)や③④とは全く意味が異なる。施設の「開設・献呈」という見落とされがちな用法だが、dedicateの「あるものを特定の目的・対象に向けて宣言的に割り当てる」コアイメージから自然に導き出せる。
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