dedication
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
dedicationの語根はラテン語の「dedicare(捧げる・聖別する)」。神殿や神に何かを捧げる行為が原義で、そこから「自分の時間・エネルギー・人生を、ある対象に丸ごと差し出す」というイメージが生まれた。単なる努力とは違い、「自分という存在そのものを投入する」という強い全力投球感がある。そのため「献身」という訳が充てられるが、文脈によっては「熱意」「専念」「打ち込み」とも訳せる。また本の巻頭や音楽作品に見られる「献辞(〜に捧ぐ)」という意味も重要。これも「作品を誰かに捧げる」という同じコアから来ている。
2意味一覧
-
名詞
献身・専念・打ち込み
自分の時間やエネルギーをある対象に丸ごと捧げる状態を指す。仕事・芸術・人への強い傾注を表す最も中心的な用法。 -
名詞
献辞(本・作品の「〜に捧ぐ」という言葉)
書籍や楽曲の冒頭に置かれる「This book is dedicated to…(この本を〜に捧ぐ)」という表現の名詞形。作品を誰かに捧げる行為そのものを指し、コアイメージと直結している。
3例文
4よくある間違い・注意点
「献身」という訳に引きずられ、人に尽くす文脈だけで使うと思いがちだが、dedicationは人だけでなく仕事・芸術・理念など幅広い対象への「専念・打ち込み」に使える。また、本の「献辞」という意味を知らないと入試・読解で失点するので要注意。
devotionと混同しやすい。devotionは「愛情・信仰」に近い情感的な捧げ方であるのに対し、dedicationは「時間・努力・エネルギーを注ぎ込む」という実践的な傾注に重点がある。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| devotion | 愛情や信仰に基づく情感的・感情的な「捧げ」に近い。dedicationが実践的な努力の投入を強調するのに対し、devotionは心の向かい方そのものを指す。 |
| commitment | 約束・責任感に基づいて何かをやり遂げようとする「関与・誓約」のニュアンス。dedicationほどの全力投球感はなく、義務的な側面も含む。 |
| zeal | 情熱・熱意の強さを表し、やや感情的・熱狂的な色合いが強い。dedicationの方が持続的で冷静な専念を含意する。 |
対義語: indifference(無関心)、negligence(怠慢)、apathy(無気力)
6派生語・関連語
-
dedicate
動詞
〜を捧げる・専念させる(dedicate oneself to〜で「〜に専念する」)
-
dedicated
形容詞
献身的な・専用の(a dedicated teacher:献身的な教師)
7コロケーション
- dedication to 〜(〜への献身・専念)
- with dedication(献身的に・熱心に)
- lifelong dedication(生涯をかけた専念)
8確認テスト
The book opens with a dedication: ‘For everyone who dared to dream.’
① その本は、夢を見る勇気を持つすべての人への献身で始まる。
② その本は、夢を見る勇気を持つすべての人への献辞で始まる。
③ その本は、夢を見る勇気を持つすべての人への努力で始まる。
④ その本は、夢を見る勇気を持つすべての人への専念で始まる。
②。openingsに続く引用文「For everyone who dared to dream.」は書籍冒頭に置かれる典型的な「献辞(〜に捧ぐ)」の形式。この文脈でのdedicationは「作品を誰かに捧げる言葉」という意味であり、「献身・努力・専念」ではなく「献辞」が正解。コアイメージ(捧げる)は同じでも、文脈によって訳語が変わることを理解できているかを問う問題。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。