destroy
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は15冊に掲載されています。
中学レベル
1コアイメージ
destroyのコアイメージは「もとの形・機能・価値が完全に失われた状態にすること」です。物理的な建物や物体を「破壊する」だけでなく、人の自尊心・希望・関係など抽象的なものも、二度と元に戻れないレベルで「消し去る」ことを表します。語源はラテン語のdestruere(de-=完全に + struere=積み上げる → 積み上げたものを完全に崩す)。damagingとは違い、修復不可能なほど完全に壊すニュアンスが核心にあります。また、害虫や危険動物を「処分する」という用法も同じ核心から来ており、「存在の機能ごと消す」イメージが一貫しています。
2意味一覧
-
動詞
(物を)破壊する・壊滅させる
建物や都市など物理的なものを、元に戻せないほど完全に壊すのがコアイメージの最も直接的な表れ。 -
動詞
(組織・国などを)滅ぼす
「機能ごと消し去る」イメージが、国家や組織という集合体に適用されると「滅ぼす」になる。 -
動詞
(希望・感情・関係などを)打ち砕く・台無しにする
抽象的なものに対しても、その価値や機能を完全に失わせるという核心は変わらない。「自尊心を壊す」はまさにこの用法。 -
動詞
(害虫・危険な動物などを)駆除する・処分する
生き物に使うと「存在そのものをなくす」となり、害虫の駆除や負傷動物の安楽死を指す用法として使われる。 -
動詞
(試合・競争などで相手を)圧倒する・完膚なきまでに負かす(口語的)
スポーツや競技で相手の戦う力を完全に奪うイメージから派生した口語用法で、見落とされがちだが実際によく使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
damageと混同しやすいが、destroyは「修復不可能なほど完全に壊す」こと。buildingをdamageしたなら「損傷した(修理できる可能性あり)」、destroyしたなら「完全に壊滅した(もう使えない)」という違いがある。
ruinと似ているが、ruinは「価値・用途を失わせる(外観が残ることも)」のに対し、destroyは「形・機能ごと完全に消え去る」という徹底した破壊を意味する。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| ruin | 価値や機能を損なわせるイメージで、形が残ることもある。destroyより「台無しにする」ニュアンスが強く、完全消滅とは限らない。 |
| demolish | 主に建物・構造物を計画的・意図的に取り壊すことに使われる。destroyより対象が物理的なものに限定されがち。 |
| devastate | 広範囲にわたって壊滅的な被害を与えるイメージ。感情的に「打ちのめす」という意味でも使われ、destroyより被害の広がりや衝撃を強調する。 |
| annihilate | 文字通り「無に帰す」という意味で、destroyよりさらに徹底的な消滅を意味する。やや大げさ・誇張的な表現としても使われる。 |
対義語: create、build、construct、restore
6派生語・関連語
-
destruction
名詞
破壊、壊滅、消滅
-
destructive
形容詞
破壊的な、有害な -
destroyer
名詞
破壊するもの・人;(軍艦の)駆逐艦 -
indestructible
形容詞
破壊できない、不滅の
7コロケーション
- destroy evidence(証拠を隠滅する)
- destroy the environment(環境を破壊する)
- destroy one’s hopes / dreams(希望・夢を打ち砕く)
8確認テスト
「The scandal completely destroyed his reputation as a politician.」
①彼の政治家としての評判を少し傷つけた
②彼の政治家としての評判を完全に葬り去った
③彼の政治家としての評判を一時的に低下させた
④彼の政治家としての評判を変化させた
②が正解。destroyのコアイメージは「完全に・修復不可能なほど失わせること」。①③は部分的・一時的なダメージを示す訳でdamageやharmedに近く、destroyの「完全消滅」ニュアンスを捉えていない。④は中立的すぎる。completelyという副詞も加わり、評判が跡形もなく失われたことを示す②が最も適切。
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