ruin
【名】廃墟、旧跡、滅亡
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は16冊に掲載されています。
1コアイメージ
ruinのコアイメージは「完全に崩れ落ちて、もとの良い状態が回復不可能なほど失われること」です。ラテン語のruere(崩れ落ちる)が語源で、物理的な建物が崩壊して廃墟になるイメージが根本にあります。そこから「計画・健康・人生など抽象的なものが取り返しのつかないほど台なしにされる」という意味へと広がりました。日本語の「壊す」「駄目にする」より深刻度が高く、「もう元には戻らない」という取り返しのなさが核心です。名詞では物理的な廃墟(複数形ruins が多い)や、人・国家が滅びた状態を指します。
2意味一覧
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動
台なしにする、台無しにする
計画・努力・体験など「積み上げてきた良い状態」が崩れ落ち、取り返しのつかない状態にするイメージ。軽い失望ではなく完全な損壊を表す。 -
動
破滅させる、経済的に破綻させる
人・会社・国家の「基盤」が崩れ落ちて再起不能になるイメージ。financially ruinedで「財政的に破滅した」を意味する。 -
動
荒廃させる(土地・建物などを)
物理的な構造物や土地が崩れ落ち、もとの機能を失った状態にするイメージ。 -
名
廃墟、遺跡(複数形 ruins が一般的)
かつての建物や文明が崩れ落ちた残骸。コアの「崩壊の痕跡」がそのまま名詞化したもの。 -
名
滅亡、破滅、没落
国家・人・事業などが崩れ落ちた状態そのものを指す。「in ruins(廃墟と化して/崩壊状態で)」という表現でよく使われる。 -
名
(be the ruin of で)…を破滅させるもの
「~の崩壊をもたらすもの」という因果関係を示す用法。Gambling was the ruin of him.(ギャンブルが彼を破滅させた)のように使う。見落とされがちだが入試頻出。
3例文
4よくある間違い・注意点
名詞の「廃墟・遺跡」の意味では ruins と複数形になることがほとんど。単数の ruin は「破滅・没落」という状態を指すことが多く(例: on the road to ruin)、建物の遺跡を指すときに単数で使うのは不自然な場合が多い。
destroy との混同に注意。destroy は物理的・意図的に「壊す」ニュアンスが強いのに対し、ruin は必ずしも意図的でなくても「取り返しのつかない状態にする」という点が核心。ダイエットが台なしになるのに destroy は使わない。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| destroy | 物理的・完全な破壊に焦点。意図的な破壊のニュアンスが強く、ruinより即物的。抽象的な「体験が台なし」には使いにくい。 |
| spoil | ruin より軽度で「(楽しみや計画を)邪魔する・だめにする」程度のニュアンス。取り返しのなさの度合いが低く、食べ物が腐るにも使える。 |
| devastate | 感情的・精神的な壊滅的打撃を強調。ruinより感情的ダメージのニュアンスが強い。 |
| wreck | 衝突・激突によって壊されるイメージが強い。乗り物や計画が「粉砕される」感覚で口語的。 |
対義語: restore、preserve、build
6派生語・関連語
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ruined
形
廃墟と化した、破滅した(a ruined castle: 廃城) -
ruinous
形
破滅的な、非常に高価な(ruinous costs: 莫大なコスト) -
ruinously
副
破滅的に(ruinously expensive: 法外に高い)
7コロケーション
- ruin one’s reputation(評判を台なしにする)
- fall into ruin(s)(廃墟と化す、没落する)
- in ruins(廃墟状態で、崩壊して)
8確認テスト
The sudden economic crisis left the once-thriving company in ruin.
① 会社は廃墟の中に残された
② 会社は倒産・崩壊状態となった
③ 会社は遺跡として保存された
④ 会社はわずかな損失を被った
② が正解。in ruin は「崩壊した状態・破綻した状態で」を意味し、企業や組織が取り返しのつかないほど壊滅したことを表す。①は「廃墟」を物理的な建物としか捉えていない誤り。③はruinを保存の文脈に誤解したもの。④はruinの深刻度(取り返しのつかない完全な崩壊)を軽く見た誤り。コアイメージ「元の形が完全に失われた状態」から、企業の破綻を指していると導ける。
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