express
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は15冊に掲載されています。
中学レベル
1コアイメージ
expressの語源はラテン語のex(外へ)+pressere(押す)。つまり「内側にあるものを外へ押し出す」というイメージが根底にある。感情や考えを言葉や表情で「外に出す」のが動詞の「表現する」。形容詞では「直接的に、回り道なく外へ押し出す」ことから「明示された・急行の」という意味になる。名詞では「急行列車・宅配便」と、まさに「目的地へ素早く押し出す」もの。一つのコアイメージが品詞をまたいで広がっているため、文脈に応じて柔軟に解釈できる力が求められる単語だ。
2意味一覧
-
動詞
(感情・考えなどを)表現する、表す、述べる
心の内にあるものを外へ押し出す行為。言葉・表情・身振りなど手段は問わず「内→外」への移動がポイント。 -
形容詞
明示された、明確な/急行の、速達の
「迷わず外へ押し出す」イメージから、意味の迂回なく直接示された「明確な」と、寄り道なく届ける「急行の」が生まれる。 -
名詞
急行列車、速達便、宅配サービス
途中停車せずに押し出すように目的地に届けるものの総称。日本語でも「エクスプレス」と使われる。 -
副詞
急行で、速達で
形容詞・名詞の意味がそのまま副詞として機能し、「直行で・速やかに」届けるさまを表す。
3例文
4よくある間違い・注意点
express は「表現する」という動詞の意味だけで覚えがちだが、形容詞「明示された・急行の」と名詞「急行・速達」も大学受験で頻出。特に an express purpose(明確な目的)や by express(速達で)は文脈を読み誤りやすいので注意。
express oneself(自分を表現する)と say / tell を混同しないこと。express は感情・意見などの「内なるもの」を外に出すニュアンスが強く、単に情報を伝える say とは異なる。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| convey | 情報や意味を相手に「運び届ける」イメージ。express が「内から外へ押し出す」能動的な発信なのに対し、convey は「受け手に届く」伝達の完結まで含むニュアンスがある。 |
| articulate | 言語化が難しいものをはっきりと言葉に「分節して」述べること。express より知的・精密なニュアンスが強い。 |
| voice | 意見・不満などを「声に出して」表明すること。感情の外部化という点は共通するが、言葉による発言に限定される。 |
対義語: suppress(抑え込む)、conceal(隠す)、withhold(差し控える)
6派生語・関連語
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expression
名詞
表現、表情、言い回し
-
expressive
形容詞
表情豊かな、表現力のある -
expressly
副詞
明確に、明示的に、わざわざ -
expressway
名詞
高速道路(=押し出すように速く進む道)
7コロケーション
- express one’s opinion(意見を述べる)
- express gratitude / thanks(感謝を表す)
- express train(急行列車)
8確認テスト
“The contract was made for the express purpose of protecting intellectual property.”
① 急行の目的
② 明確な目的
③ 表現された目的
④ 速達の目的
② 明確な目的。ここでの express は形容詞で「明示された・他の意図のない」という意味。「内側にあるものを曖昧にせず外へ押し出した」=「明確な」がコアイメージから来ている。①③④は文脈に合わない誤訳。この用法は受験で差がつく重要ポイント。
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