justice
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は15冊に掲載されています。
1コアイメージ
justiceのコアイメージは「あるべき姿に正しくつり合っている状態」です。語源はラテン語のjus(権利・法)で、「物事が本来そうであるべき均衡を保っている」という感覚が根底にあります。社会的な「正義・公正」も、法的な「司法・裁き」も、「悪いことをした人が然るべき報いを受けてつり合いが取れる」というイメージでつながっています。また「正当」という訳も、何かの価値や功績が正しく評価され、つり合いが取れた状態を指します。「justice」は抽象的な道徳概念というより、「均衡が取れている・取られるべき」という具体的な感覚を伴う言葉です。
2意味一覧
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名
正義・公正
社会や道徳において「あるべきつり合い」が保たれている状態。不正や不平等が是正されたときの均衡感覚。 -
名
司法・法による裁き
法の仕組みによって「悪には悪の報い、善には善の報い」というつり合いを実現させる制度・行為。 -
名
正当性・妥当性
ある判断・評価・扱いが対象の実態と正しくつり合っている、すなわち妥当であるという状態。 -
名
報い・制裁
特にbring to justiceのように、悪事に対して然るべきつり合いを取り戻す行為を指す。 -
名
裁判官・判事(特に最高裁)
Justice Smith(スミス判事)のように固有名詞に付く用法。「つり合いを判断する人」として、高位の裁判官の称号となった。
3例文
4よくある間違い・注意点
「justice=正義」と一対一で覚えると、bring to justice(裁きにかける)やdo justice to(正当に評価する)のような熟語で意味がとれなくなる。「つり合いを取る・取り戻す」というコアイメージを軸に文脈で訳を導くこと。
Justice(大文字)は「裁判官・判事」の称号として人名に付く用法がある(例:Chief Justice)。小文字とは別の意味に見えるが、「つり合いを判断・実現する人」というコアは同じ。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| fairness | 日常的・個人的レベルの「公平さ」を指し、個人の態度や判断に使いやすい。justiceより制度・社会的含意が薄い。 |
| equity | 個々の状況の違いを考慮したうえでの「衡平・公平」。justiceがルールに基づく均衡なら、equityは実質的な格差解消に重点。 |
| righteousness | 道徳・宗教的な文脈での「正しさ・義」。個人の内面的な徳に焦点があり、justiceより社会制度との結びつきが弱い。 |
対義語: injustice、unfairness
6派生語・関連語
-
just
形容詞
公正な・正当な
-
justify
動詞
正当化する・もっともだと示す
-
justification
名詞
正当化・弁明 -
unjust
形容詞
不公正な・不当な -
injustice
名詞
不正・不公平
7コロケーション
- bring ~ to justice(~を裁きにかける)
- do justice to ~(~を正当に評価する・ふさわしく扱う)
- social justice(社会正義)
8確認テスト
“The photo doesn’t do justice to how beautiful the scenery actually was.”
①その写真は景色の美しさを正当に伝えていない
②その写真は景色の美しさに反している
③その写真は景色の美しさに正義をもたらした
④その写真は景色の美しさを裁いていない
①
「do justice to ~」は「~に正当な評価・表現を与える、~をふさわしく伝える」という熟語。「実際の景色の美しさ」と「写真の表現」がつり合っていない、というコアイメージ。「裁く・正義」という訳を機械的に当てはめると②③④のような不自然な訳になる。コアイメージ(つり合い)から訳を導くことが大切。
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