bear
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は15冊に掲載されています。
中学レベル
1コアイメージ
bearのコアイメージは「何らかの重荷・負担を自分の内側で受け止め、支え続ける」こと。物理的な重さを「持つ・運ぶ」、精神的な苦しみを「耐える」、感情や考えを「心に抱く」、胎内で子を「宿す・産む」、木が果実の重みを「実らせる」——どれも「負荷や内容物を内側に受け止めて保持する」という一貫したイメージから派生している。日本語では文脈によって訳語がバラバラに見えるが、英語話者はすべて同じ感覚でbearを使っている。この「支え続ける」という本質を掴むことが理解の鍵。
2意味一覧
-
動詞
耐える、我慢する
苦痛や困難という「重荷」を内側に受け止め、崩れずに支え続けるイメージ。「I can’t bear it.(もう耐えられない)」は、もはやその重みを支えきれない状態を表す。 -
動詞
(重さ・責任などを)持つ、支える
物理的・抽象的な重みを内側で受け止めて保持するコアイメージがそのまま直接的に表れた意味。 -
動詞
(感情・考えなどを)心に抱く
感情や考えという「重さ」を心の内側に受け止めて保持しているイメージ。bear a grudge(恨みを抱く)、bear love(愛情を抱く)など。 -
動詞
(子を)産む、(実を)結ぶ
胎内や枝の中に生命を受け止めて育てた末に「送り出す」イメージ。重みを引き受けて育て、外に解放する流れ全体がbear一語に込められている。 -
動詞
(方向へ)進む、向かう
体の重みをある方向へ向けて動かすイメージから。「Bear left at the next corner.(次の角を左へ進め)」のように道案内で使われるが、見落とされがちな重要な用法。 -
名詞
クマ
動詞とは語源が異なる別単語だが、同一スペルで頻出のため注意。株式相場の「弱気筋」を指すbear(bear market=弱気相場)としても使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「耐える」という訳語だけを丸暗記すると、bear fruit(実を結ぶ)やbear left(左へ進む)、bear a resemblance(似ている)といった頻出表現で詰まってしまう。「耐える」ではなくコアイメージの「重みを引き受けて支える」で理解すると応用が利く。
cannotとの組み合わせで「can’t bear to do」と「can’t bear doing」は両方使えるが、「can’t bear doing」はすでに起きている状況への嫌悪感が強い。「I can’t bear to see her cry.(彼女が泣くのを見たくない)」と「I can’t bear seeing her cry.(彼女が泣いているのを見ていられない)」のニュアンス差に注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| endure | より長期間・意志的に耐え続けるニュアンスが強く、文語的。bearより苦しさが前面に出る。 |
| tolerate | 不快なものを「許容する・大目に見る」というニュアンスで、心理的な我慢に使いやすい。bearより理性的・受動的な容認感がある。 |
| carry | 物を「運ぶ」という物理的な移動を伴うニュアンスが強い。bearは場所を移動しなくても「支えている状態」を表せる。 |
| stand | 口語的で「我慢する」の意味はbearに近いが、bearの方が文語的・フォーマル。I can’t stand it.はより砕けた表現。 |
対義語: yield(屈する)、collapse(崩れる)、abandon(放棄する)
6派生語・関連語
-
bearable
形容詞
耐えられる、我慢できる -
unbearable
形容詞
耐えられない、我慢できない -
bearer
名詞
運ぶ人、持参人(小切手などの「持参人払い」でも使う) -
bearing
名詞
態度・姿勢、方位、関連性(have a bearing on〜:〜に関係がある)
7コロケーション
- bear fruit(実を結ぶ、成果を生む)
- bear in mind(心に留める、忘れないでいる)
- bear responsibility(責任を負う)
8確認テスト
“The new policy will bear little resemblance to the previous one.”
①この新しい方針は以前のものにほとんど耐えられないだろう。
②この新しい方針は以前のものとほとんど似ていないだろう。
③この新しい方針は以前のものをほとんど産み出せないだろう。
④この新しい方針は以前のものにほとんど向かわないだろう。
正解は②。bear a resemblance to〜は「〜に類似点を持つ=〜に似ている」という重要熟語。「似ている点(resemblance)という共通の重みを引き受けて保持している」というコアイメージからの派生で、littleが付くとその保持量が少ない=ほとんど似ていない、となる。「耐える」だけを覚えていると①を選んでしまうが、コアイメージ「内側に受け止めて保持する」で考えれば②が自然に導ける。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。