stick
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は15冊に掲載されています。
中学レベル
1コアイメージ
stickのコアイメージは「先端が刺さって、または表面に密着して、離れない状態」です。物理的に「刺す・突き刺す」という動作も、「くっつく・粘着する」という状態も、「考えや方針に固執する」という抽象的な意味も、すべて「あるところにくっついて動かない・動かさない」という一つのイメージから派生しています。テープが壁に貼りついて離れないように、人が信念や計画に貼りついて離れない様子を表すのがstickです。日本語の「こだわる」「貼りつく」「突き刺す」はそれぞれ別の単語のように感じますが、英語では同じstickというコアイメージで捉えられています。
2意味一覧
-
動詞
くっつく、粘着する
物体が表面に密着して離れない状態そのもの。stickのコアイメージを最も直接的に表す用法。 -
動詞
突き刺す、刺さる
先端が対象に食い込んで「離れない」状態をつくる動作。くっつく方向への力の入口がこれ。 -
動詞
〜に固執する、〜を守り続ける(stick to)
計画・意見・ルールなどに「貼りついて離れない」イメージ。日本語では「〜を貫く」「〜から離れない」とも言える。 -
動詞
(問題などが)当惑させる、行き詰まらせる
人が問題に「くっついて前に進めない」状態。I’m stuck.(行き詰まった)という形でも頻出。 -
動詞
(心・記憶に)残る、頭から離れない
記憶や印象が頭に「くっついて離れない」状態。That song sticks in my head.(あの曲が頭から離れない)のように使う。 -
名詞
棒、枝、スティック
「刺す・突く」ための細長いもの、という物理的なイメージから。動詞としてのstickの道具が名詞化したもの。
3例文
4よくある間違い・注意点
stick to と stick with の混同に注意。stick to は「(計画・ルール)から離れずに守る」、stick with は「(人や物事)についていく・関わり続ける」とニュアンスが微妙に異なります。例:Stick to the plan.(計画を守れ)vs. Stick with me.(ついてきて)
be stuck は「くっついて動けない状態」なので、「行き詰まっている」「困っている」「渋滞で動けない」など幅広い文脈で使えます。I’m stuck. を「刺されている」と誤解しないように。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| adhere | 堅い書き言葉的な表現で「(ルール・原則に)厳密に従う」というニュアンスが強い。stickより意図的・規則的な印象。 |
| cling | 「しがみつく・執着する」の意味で感情的な必死さが伴う。stickより人間的な情念のニュアンスが強い。 |
| pierce | 「突き刺す」の物理的動作を表すが、皮膚や膜を貫通するイメージ。stickは先端が刺さってとどまる感覚。 |
対義語: detach(切り離す)、unstick(はがす)、abandon(見捨てる・放棄する)
6派生語・関連語
-
sticky
形容詞
粘着性の、べたべたする;(問題が)厄介な -
stuck
形容詞
くっついて動けない、行き詰まった(stickの過去分詞) -
sticker
名詞
シール、ステッカー -
unstick
動詞
はがす、行き詰まりを解消する
7コロケーション
- stick to the rules(ルールを守る)
- stick out(突き出る、目立つ)
- get stuck in traffic(渋滞にはまる)
8確認テスト
“In a crowd of people in business suits, her bright red jacket really stuck out.”
① くっついて離れなかった
② 目立っていた
③ 突き刺さっていた
④ 行き詰まっていた
② 目立っていた。stick outは「外に向かって突き出る」コアイメージから「周囲から飛び出て目立つ」を意味します。真っ赤なジャケットがスーツの群衆から「飛び出している=際立っている」という自然な比喩表現です。①は粘着、③は物理的な刺さり、④はbe stuckの誤混同で、いずれも文脈に合いません。
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