ambiguous
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は14冊に掲載されています。
1コアイメージ
ambiguousの語根はラテン語のambiguus(両方に向かう)で、ambi-(両方・周囲)+ agere(動かす)に由来する。「どちら側にも動いていける」状態、つまり複数の解釈が同時に成り立ってしまうというイメージが核にある。言葉が「あいまい」なのも、状況が「はっきりしない」のも、複数の意味・解釈が並立して一つに定まらないという同じコアから来ている。日本語の「あいまい」が「ぼんやりしている」に近いのに対し、ambiguousは「解釈の方向が複数ある」というニュアンスが強い。意図的に多義的に使う場合にも、意図せず誤解を招く場合にも使える点が特徴的だ。
2意味一覧
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形容詞
あいまいな、不明瞭な
言葉や表現が「どちらとも取れる」状態のこと。一つに決まらずに複数の意味が並立しているというコアイメージが直接表れている。 -
形容詞
多義の、二通りに解釈できる
テキストや発言が意図的または構造的に複数の意味を持つ場合を指す。「両方に動ける」という語源が最も直接的に現れる用法。 -
形容詞
(状況・立場・感情が)判然としない、どっちつかずの
物事や人の態度・感情が一方に定まらず、複数の側面が同時に存在する状態。「言葉」以外にも人の気持ちや立場にも使える点は見落とされがちなポイント。
3例文
4よくある間違い・注意点
「vague(漠然としてはっきりしない)」との混同に注意。vagueは情報や表現が不十分・不明確で「ぼやけている」イメージ。ambiguousは「明確だが複数の解釈が成り立つ」ニュアンスが強く、意図的に多義的に書かれた文にはambiguousを使いvagueは使えないことがある。
日本語の「あいまい」は消極的・受け身なぼかしのイメージがあるが、ambiguousは意図的な多義性(詩・法律の文言など)にも積極的に使えることを忘れずに。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| vague | 情報量が少なく「ぼんやりしている」状態。ambiguousが「複数の解釈が並立している」のに対し、vagueは「そもそも内容が不明瞭で具体性に欠ける」イメージ。 |
| equivocal | ambiguousと非常に近いが、equivocalはとりわけ意図的に「どちらとも取れる言い方をしている」ときに使われ、しばしば欺こうとする意図を含む。 |
| unclear | 最も広い意味での「不明瞭」を指す一般語。ambiguousのように「複数の解釈が可能」という特定のニュアンスはなく、単に分かりにくいことを指す。 |
対義語: clear、unambiguous、explicit、definite
6派生語・関連語
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ambiguously
副詞
あいまいに、はっきりしない形で -
ambiguity
名詞
あいまいさ、多義性 -
unambiguous
形容詞
明確な、解釈の余地のない
7コロケーション
- ambiguous language(あいまいな言葉遣い)
- ambiguous situation(判然としない状況)
- deliberately ambiguous(意図的にあいまいな)
8確認テスト
The politician gave an ambiguous answer, leaving reporters unsure whether he supported the new policy or not.
① 長々とした
② どちらとも取れる
③ 感情的な
④ 準備不足の
② どちらとも取れる。政治家の発言が「支持しているのか反対なのか複数の解釈が成り立つ」状態がambiguousのコアイメージそのもの。「長々とした」はlong-winded、「感情的な」はemotional、「準備不足の」はill-preparedで表す。
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