concrete
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は14冊に掲載されています。
1コアイメージ
concreteの語源はラテン語の「concretus(共に成長した・固まった)」で、con-(共に)+crescere(成長する)から来ています。つまり、バラバラのものが集まって固まり、実体を持つようになったイメージです。建材の「コンクリート」もこの語源から来ており、砂・砂利・セメントが固まって実体となったものです。この「実体として存在する・手で触れられるほど確かな」というコアイメージから、「具体的な」「明確な」「実際の」といった意味が派生します。abstractが「頭の中だけにある抽象的なもの」であるのに対し、concreteは「実際に確認・把握できる確かなもの」を表します。
2意味一覧
-
形容詞
具体的な、明確な
「手で触れられるほど実体のある」コアイメージから、漠然とした話ではなく実際に確認できる形で示されている状態を表す。 -
形容詞
実際の、現実の
抽象・観念の世界ではなく、現実に「固まって存在している」ものを指す用法。 -
形容詞
コンクリート製の
素材が固まって実体となったものがコンクリートであり、コアイメージと語源を直接共有している。 -
名詞
コンクリート
「固まった実体」そのもの。建築材料としてのコンクリートを指す名詞用法で、日本語でも定着している。 -
動詞
(計画・アイデアなどを)具体化する、固める
見落とされがちな動詞用法。「ぼんやりしたものを実体のある形に固める」コアイメージがそのまま動詞として使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「concrete」をつい「コンクリートの」という物理的な意味だけで覚えがちだが、受験では「具体的な・明確な」という形容詞用法がはるかに頻出。concrete evidence(確かな証拠)、concrete plan(具体的な計画)などのコロケーションを優先して覚えよう。
「specific(特定の・特有の)」と混同しやすい。concreteは「実体がある・曖昧でない」という対abstract的なニュアンス、specificは「ある特定のものに絞り込まれている」という意味合いが強い。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| specific | 「特定の何かに絞られた」ニュアンスが強く、concreteの「実体がある・手で触れられる」コアイメージとは異なる。 |
| tangible | 「実際に手で触れられる・感知できる」という意味で、concreteより物理的・感覚的なイメージが強い。 |
| definite | 「はっきりと決まった・確定した」というニュアンスで、曖昧さがないことを強調するが、実体感はconcreteほどない。 |
対義語: abstract(抽象的な)、vague(漠然とした)、theoretical(理論的な)
6派生語・関連語
-
concretely
副詞
具体的に、明確に -
concreteness
名詞
具体性、明確さ -
concretize
動詞
具体化する、実体化する
7コロケーション
- concrete evidence(確かな証拠)
- concrete plan(具体的な計画)
- concrete steps / measures(具体的な手段・措置)
8確認テスト
“The manager asked the team to come up with concrete proposals by Friday.”
① コンクリートのような硬い
② 具体的な
③ 創造的な
④ 暫定的な
② 具体的な。concreteのコアイメージは「手で触れられるほど実体がある」こと。この文では「漠然としたアイデアではなく、実際に確認・実行できる形の提案」を求めるニュアンスで使われており、「具体的な」が最も自然。「コンクリートのような硬い」という訳は語源的に関係するが、ここでは物理的な意味ではなく比喩的・形容詞的用法。
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