disease
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は14冊に掲載されています。
1コアイメージ
diseaseはフランス語由来で、dis-(否定・分離)+ease(安楽・安定した状態)が合わさった語。つまり「ease(正常で安らかな状態)が失われた状態」がコアイメージ。単に「痛い」「具合が悪い」という症状レベルではなく、生体の仕組みや機能そのものが乱れ・壊れている状態を指す。そのため、医学的に名称がつくような疾患・疾病を指すことが多く、風邪のような一時的な体調不良よりも、アルツハイマー病・糖尿病・ガンのような系統だった病態に使われやすい。また比喩的に、社会・組織・精神に「機能不全」が生じている状態にも用いられる。
2意味一覧
-
名詞
(医学的に認定された)病気・疾患・疾病
生体の正常な「ease(安定状態)」が dis-(壊された)結果として生じる、機能的な乱れ・異常を指す。固有名詞的に病名として使われることが多い。 -
名詞(比喩)
(社会・組織・精神などの)病弊・弊害・機能不全
コアイメージである「本来あるべき正常状態の喪失」は人体に限らず、社会や組織が正常に機能しなくなっている状態にも拡張して使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
illnessやsicknessと混同しやすいが、diseaseは医学的・客観的に定義された「疾患」を指し、固有名詞(Parkinson’s disease など)と結びつく。一方、illnessは本人が感じる「具合が悪い感覚」に重点があり、sicknessは日常的・口語的な「気分が悪い状態」に近い。「I have a disease」より「I’m ill / sick」の方が日常会話では自然。
「a disease」と不定冠詞をつけるか、「disease」と無冠詞にするか迷いやすい。特定の疾患を指すときは heart disease(心臓病)のように無冠詞・複合名詞になることも多いため、コロケーションごと覚えることが重要。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| illness | 主観的・個人的な「病気の状態・体験」に重点。diseaseが医学的・客観的な疾患の名称に使われるのに対し、illnessは「患者が感じる不調」のニュアンスが強い。 |
| sickness | 口語的で「吐き気・気分不良」を含む広い不調を指す。disease ほど医学的な重みはなく、一時的な体調不良にも使える。 |
| disorder | 特定の器官や機能の「乱れ・障害」を指し、mental disorder(精神障害)のように使われる。diseaseより症候群・機能不全的なニュアンスが強い。 |
| ailment | 比較的軽微な慢性的不調・持病を指すことが多く、diseaseほど深刻なニュアンスはない。 |
対義語: health、wellness
6派生語・関連語
-
diseased
形容詞
病気にかかった・疾患のある(diseased tissue:病変組織) -
disease-free
形容詞
病気のない・無病の
7コロケーション
- infectious disease(感染症)
- prevent / cure a disease(病気を予防する/治す)
- heart disease(心臓病)
8確認テスト
“Poverty is not just an economic problem; it is a social disease that must be treated at its roots.”
① 症状 ② 病弊 ③ 風邪 ④ 不快感
②「病弊」が正解。この文では poverty(貧困)を人体の病気になぞらえており、「社会の正常な安定状態(ease)が根本から壊れている状態」というdiseaseのコアイメージが比喩的に使われている。①「症状」はsymptomに近く、③「風邪」は限定的すぎる。④「不快感」はdiscomfortの訳に近い。
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