scheme
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は14冊に掲載されています。
1コアイメージ
schemeのコアイメージは「頭の中で周到に組み立てられた構造・枠組み」です。単なる思いつきではなく、目的に向けて意図的にデザインされた「設計図」のようなものです。その設計が公明正大なものであれば「計画・案」、秘密裏に悪意をもって組まれたものであれば「陰謀・策略」、制度として組み上げられたものであれば「体系・制度」となります。planが「何をするか」のリストに近いのに対し、schemeは「どう組み立てるか」という構造的な意図の強さが特徴です。この「周到な意図と構造」が根底にあるため、どの文脈でも「ただのアイデアではなく、練られた仕組み」というニュアンスが漂います。
2意味一覧
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名詞
(組織的な)計画・案
目的に向けて意図的に組み立てられた構造そのものを指す。planより「周到に練られた感」が強い。 -
名詞
陰謀・策略・たくらみ
「周到に組まれた仕組み」が秘密裏・悪意を帯びると「陰謀・策略」になる。英語圏では否定的ニュアンスで使われることが多い。 -
名詞
制度・体系・仕組み
社会や組織の中で構造的に設計された枠組みを指す。pension scheme(年金制度)のように、公的・制度的文脈でよく使われる(主に英国英語)。 -
動詞
(こっそり)たくらむ・画策する
動詞化すると「悪意ある構造を意図的に設計する行為」を表し、ほぼ常に否定的な文脈で使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
planと混同しがちだが、schemeには「周到な意図・構造」のニュアンスが強く、文脈によっては自動的に怪しい・悪意があるという含みを持つ。特にアメリカ英語では否定的文脈で使われることが多いため、「良い計画」をschemeと言うと不自然に聞こえることがある。
英国英語では pension scheme(年金制度)や training scheme(研修制度)のように中立・肯定的な「公的な仕組み」の意味でも使われるが、日本の入試問題では「陰謀・策略」の意味が問われやすいので両方の用法を押さえること。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| plan | 最も一般的な「計画」で中立的。schemeほど「周到な構造・悪意」のニュアンスはなく、日常的な意図や予定にも使える。 |
| plot | ほぼ常に「悪事のたくらみ」で使い、秘密性・悪意がscheme以上に強い。複数人での共謀ニュアンスも強い。 |
| conspiracy | 「陰謀・共謀」を意味し、必ず複数人が秘密裏に悪事を企てるという構図が前提。schemeより集団性・組織性が強い。 |
| project | 特定の目標に向けた組織的な取り組みを指すが、悪意は全くなく、むしろ公的・建設的なニュアンスが強い。 |
対義語: improvisation(即興)、spontaneity(自発性・行き当たりばったり)
6派生語・関連語
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schemer
名詞
策士・陰謀をたくらむ人 -
scheming
形容詞/名詞
(形)策略的な・計算高い/(名)たくらみ・策謀
7コロケーション
- fraud scheme(詐欺の策略)
- pension scheme(年金制度)
- hatch a scheme(計略を練る・陰謀を企てる)
8確認テスト
“The two executives were caught scheming to hide the company’s losses from investors.”
① 計画を立てて
② 制度を整えて
③ 損失を報告して
④ 陰謀をめぐらして
④「陰謀をめぐらして」が正解。schemeが動詞として使われており、投資家から損失を隠すという秘密裏・悪意のある行為を「周到に企てる」文脈なので「陰謀をめぐらす・画策する」が最も自然。①は中立的すぎてschemeの「悪意ある周到さ」のニュアンスが消えてしまう。
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