dim
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は14冊に掲載されています。
1コアイメージ
dimのコアイメージは「十分な明るさや鮮明さが欠けていて、輪郭がはっきりしない状態」です。光が弱くて暗い場合はもちろん、視力・記憶・知性など「認識する力」が弱まって物事がぼんやりする場合にも使われます。目に見える「光の弱さ」から、頭の中で「物事を明確に把握できない弱さ」まで、共通するのは「クリアでなく、ぼんやり・おぼろげ」というイメージ。take a dim view of〜(〜をよく思わない)のような熟語も、「明るく見ていない=悲観的・否定的に見ている」という発想から来ています。
2意味一覧
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形容詞
ほの暗い、薄暗い
光の量が十分でなく、輪郭がぼんやりしている状態。暗闇ではなく「わずかに明るいが不十分」なニュアンスが核心。 -
形容詞
(視界・映像などが)よく見えない、かすんだ
光量不足に限らず、霧・汚れ・老眼など何らかの原因で視覚的な鮮明さが欠けている状態もdimで表せる。 -
形容詞
(記憶・考えなどが)おぼろげな、漠然とした
「認識がクリアでない」というコアイメージが、頭の中の情報にも適用された用法。dim memory(おぼろげな記憶)が典型例。 -
形容詞
(知性・理解力が)鈍い、頭の回転が遅い【口語】
知的な「明晰さ(brightness)」が不足しているイメージ。brightの対義語として、頭の切れが「ぼんやり」している状態を指す。 -
動詞
(光・音・感情などを)薄れさせる、和らげる/薄れる
「ぼんやりした状態にする・なる」という変化を表す動詞用法。ヘッドライトを下向きにする、熱意が冷める、などに使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
dark と混同しがちですが、dark は「光がほとんどない(暗闇に近い)」状態、dim は「光はあるが不十分でぼんやりしている」状態です。a dim room は薄暗い部屋(まだ人がいられる程度)、a dark room はほぼ暗闇の部屋、というニュアンスの違いがあります。
動詞用法(dim the lights で「照明を落とす」)は見落とされがちです。映画館や演劇が始まる前に’The lights dimmed.’(照明が落ちた)のように自動詞でも使われます。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| faint | 光・音・色・においなどが「かろうじて感知できるほど弱い」ニュアンス。dimより弱さが際立ち、消えかかっているイメージ。 |
| murky | 水や空気が濁って暗い、不透明でどんよりしたイメージ。倫理的な「うさんくさい」ニュアンスでも使われる点がdimと異なる。 |
| vague | 考え・説明・記憶などが「あいまいで不明確」な意味では近いが、vague は主に抽象的な事柄の不明確さ。dimは知覚・認識の「鮮明さの欠如」寄り。 |
対義語: bright、vivid、clear、sharp
6派生語・関連語
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dimly
副詞
ぼんやりと、かすかに(例:dimly lit room=薄暗い部屋) -
dimness
名詞
薄暗さ、ぼんやりしていること -
dimmer
名詞
調光器(照明の明るさを調節する装置)
7コロケーション
- dim light(薄暗い光)
- dim memory(おぼろげな記憶)
- take a dim view of 〜(〜をよく思わない、〜に悲観的である)
8確認テスト
“His enthusiasm for the project has dimmed since the budget was cut.”
①彼のプロジェクトへの熱意は予算削減以来、暗くなった。
②彼のプロジェクトへの熱意は予算削減以来、薄れた。
③彼のプロジェクトへの熱意は予算削減以来、消えた。
④彼のプロジェクトへの熱意は予算削減以来、怒りに変わった。
②が正解。dimの動詞用法で「(熱意・輝きが)薄れる・弱まる」の意味。③の「消えた」はvanishedやdisappearedが適切で、dimはあくまで「ぼんやり・不鮮明になる」コアイメージなので完全消滅は示しない。コアイメージ「鮮明さ・明るさが欠けていく」が感情にも適用された例。
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