alert
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は13冊に掲載されています。
1コアイメージ
alertのコアイメージは「感覚・意識が外に向かって鋭く開かれている」こと。語源はイタリア語の all’erta(見張り台に立って)に由来し、見張りが高所から周囲をくまなく監視している様子を表す。この「外界への鋭い意識の開き」から、形容詞では「警戒している・油断していない」という状態を、名詞では「警報・警戒情報」(外界の危険を知らせるもの)を、動詞では「人の注意を危険に向けさせる」という意味が自然に生まれる。ぼんやりしていない、今この瞬間に集中している感覚がこの単語の本質だ。
2意味一覧
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形容詞
警戒している、注意を払っている、油断のない
意識が外界に向かって鋭く開かれている状態そのもの。何かが起きたらすぐ気づける「準備完了」の感覚。 -
形容詞
(頭の)回転が速い、機敏な
意識が素早く外界に反応できる状態から転じて、知的に機敏・敏捷であることも表す。an alert mind(鋭い頭脳)のように使う。 -
名詞
警報、警戒(態勢)、アラート
外界の危険を人々の意識に向けさせるための「信号・情報」。on (the) alert で「警戒態勢に入って」という重要表現になる。 -
動詞
〜に警告する、注意を向けさせる
「他者の意識を外界の危険へと向けさせる」行為。alert A to B で「AにBの危険を知らせる」という形が頻出。
3例文
4よくある間違い・注意点
alarmとの混同に注意。alarmは「すでに驚き・恐怖が生じている状態」(例:raise the alarm「非常ベルを鳴らす」)を含むニュアンスがあるのに対し、alertは「危険に備えて意識を向けている、冷静な警戒」のニュアンスが強い。alarm は感情的な反応、alert は理性的・予防的な意識と区別すると整理しやすい。
動詞用法を忘れがちな点に注意。「alert A to B(AにBを警告する)」という形は大学受験でも狙われやすい構文で、Bには危険・問題となる名詞・動名詞が来る。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| vigilant | alertより書き言葉的・フォーマルで、長期間にわたって継続的に油断なく監視し続けるニュアンスが強い。一時的な緊張感よりも持続的な注意力に焦点が当たる。 |
| wary | alertは中立的な「注意している」状態だが、waryは「疑わしいものに対して用心深く距離を置く」という警戒心や不信感のニュアンスを含む。 |
| attentive | alertが「外界の危険への備え」に重点を置くのに対し、attentiveは「人の話や物事に丁寧に注意を払っている」という積極的な集中のニュアンスで、危険とは無関係の場面でも使える。 |
対義語: oblivious、inattentive、drowsy
6派生語・関連語
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alertness
名詞
警戒心、機敏さ、注意力の鋭さ -
alertly
副詞
機敏に、油断なく
7コロケーション
- on (full) alert — (完全)警戒態勢で
- stay / remain alert — 警戒を怠らない、油断しない
- alert A to B — AにBの危険(問題)を知らせる
8確認テスト
“The doctor alerted the patient to the risks of the surgery before proceeding.”
① 医師は手術前に患者をなだめた
② 医師は手術前に患者に手術のリスクを知らせた
③ 医師は手術前に患者を励ました
④ 医師は手術前に患者にリスクを無視するよう言った
正解は②。alert は動詞で「alert A to B(AにBを知らせる・警告する)」という構文。コアイメージの「意識を危険に向けさせる」がそのまま表れており、医師が患者の意識を手術リスクという危険に向けさせた行為を表す。①③④はコアイメージと無関係。
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