bite
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は13冊に掲載されています。
1コアイメージ
biteのコアイメージは「歯や鋭いものが対象に食い込む」こと。犬が人に噛みつく場面が典型だが、そこから派生して「寒さや辛さが肌・粘膜に刺さるように感じる」感覚、「刃や刃状のものが素材に食い込む」物理的作用、さらには「言葉や状況が心にグサッと刺さる」比喩表現まで幅広く使われる。日本語では文脈に応じて「噛む・刺す・しみる・効く」など様々に訳されるが、どの場合も「何かが鋭く対象に食い込んでいく」というイメージが根底にある。名詞としても「一口・傷」など同様のイメージで使われる。
2意味一覧
-
動詞
噛む、かみつく
歯という鋭いものが対象に食い込む、最も基本的なbiteの用法。 -
動詞
(虫などが)刺す
虫の針や口器が皮膚に食い込む動作も、歯で噛む動作と同じコアイメージで捉えられる。 -
動詞
(寒さ・辛さなどが)しみる、刺激する
冷気や辛味が感覚器に鋭く「食い込んでくる」感覚を比喩的に表現したもの。 -
動詞
(刃・工具などが)食い込む、効く
鋭い刃や工具が素材に噛み込んでいく様子が、歯が食い込むイメージと重なる。 -
動詞
(悪影響・損害などが)ひびく、痛手を与える
問題や状況が人や組織に「食い込んで」ダメージを与える、比喩的な用法。経済記事などでよく使われる。 -
名詞
一口(の量)、噛み傷、(虫の)刺し傷
「食い込む行為」そのもの、またはその結果としての傷や量を指す。
3例文
4よくある間違い・注意点
虫に「刺される」場面でstingとbiteを混同しやすい。ハチ・クラゲなど毒針を持つ生物にはstingを使い、蚊・ノミなど口で吸う生物にはbiteを使う。「mosquito bite(蚊に刺された跡)」はbiteが正解。
「bite」の過去形はbite→bit→bittenと変化する不規則動詞。過去分詞をbitと誤用しがち(正:I was bitten by a dog. 誤:I was bit by a dog.)※口語では’bit’も使われるが、受験では’bitten’が安全。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| sting | 毒を注入するように「チクッと刺す」感覚。針や毒を持つ生物(ハチ・クラゲ)や、言葉が心に「ちくりと刺さる」比喩に使う。biteより「鋭い痛み」に焦点がある。 |
| chew | 繰り返し噛んで「咀嚼する」動作を指す。biteが「食い込む一撃」なのに対し、chewは「継続的に噛み砕く」プロセスに焦点がある。 |
| nip | 指先や爪でつまむように「軽くかじる・つねる」こと。biteより力が弱く、小さな動物や軽いかみつきに使われる。 |
対義語: release、let go
6派生語・関連語
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biting
形容詞
(寒さ・風が)刺すような、(批評が)辛辣な -
bitten
動詞(過去分詞)
噛まれた(once bitten, twice shy「一度かまれると二度目は用心する=ひとつ学んだら用心深くなる」) -
bite-sized
形容詞
一口大の、手軽に理解できる(bite-sized information など)
7コロケーション
- bite one’s lip(唇を噛む=怒りや悲しみをこらえる)
- bite the bullet(弾丸を噛む→歯を食いしばって耐える、苦境を受け入れる)
- a mosquito bite(蚊に刺された跡)
8確認テスト
“The new regulations are beginning to bite, and many small businesses are struggling.”
① 噛みつき始めており
② 刺激し始めており
③ 痛手となり始めており
④ 食い込み始めており(物理的に)
正解は③。「regulations(規制)が businesses(企業)に食い込んでダメージを与える」という比喩的用法で、文脈上「痛手となる・響いてくる」が最も自然。biteのコアイメージ「鋭く食い込む」が悪影響・損害の文脈に転用された典型例。①は直訳的すぎ、②は寒さや辛さの文脈向き、④は物理的動作の文脈向きで不自然。
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