bow
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は13冊に掲載されています。
1コアイメージ
bowのコアイメージは「前方に向かって身体や意志を屈曲させる」こと。物理的に頭や上体を前に曲げる「おじぎ」が最も典型的な意味だが、そこから比喩的に「意志や主張を曲げる=従う・屈する」へと意味が広がる。また「頭をかがめる」「重みで垂れ下がる」など、圧力や重力に抗えず姿勢が前に崩れるイメージも共有している。日本語では文脈に応じて「礼をする」「屈服する」「頭を垂れる」など様々な訳語が充てられるが、どれも根底には「まっすぐ立った状態から前に折れ曲がる」という一貫したイメージがある。このコアイメージを掴めば、物理的な動作から心理的な服従まで、文脈に応じて自然な訳語を引き出せる。
2意味一覧
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動
おじぎをする、頭を下げる
上体や頭を前方に折り曲げるという物理的動作がそのまま「おじぎ」に相当する。コアイメージの最もストレートな現れ。 -
動
従う、屈する、服従する
「身体を曲げて相手の前に折れる」イメージが比喩的に転じ、「意志を曲げて相手に服従する」意味になる。プレッシャーや権力に対して「前に折れる」感覚。 -
動
(頭・体を)かがめる、垂れる
重みや力によって自然に前に折れ曲がるイメージ。枝が雪の重みで垂れ下がる場合にも使われ、意図的な動作でなくても「屈曲」のコアイメージは変わらない。 -
名
おじぎ、一礼
動詞「前に折れる動作」をそのまま名詞化したもので、挨拶や敬意を示す一礼のこと。 -
動
(舞台から)退場する(bow out)
演者が観客に向かって最後のおじぎをして舞台を去るイメージから転じ、「引退する・身を引く」意味でも使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
【同綴り異音語に注意】bowには「弓・バイオリンの弓・蝶結び」を意味するbόʊ(ボウ)という別単語がある。発音が全く異なるため、文脈と発音記号で必ず区別すること。bάʊ(バウ)が「おじぎ」、bόʊ(ボウ)が「弓」と覚えよう。
【bow to と yield to の違い】どちらも「〜に従う」だが、bow toは相手への敬意や圧力への服従というニュアンスが強く、感情・態度的な側面を含む。yield toはより中立的に「譲歩する・道を譲る」に近い。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| yield | より中立的に「抵抗を止めて譲る」という感覚。bowのような敬意・服従の感情的ニュアンスは薄い。 |
| submit | より強制的・公式的な「服従」で、権威や規則に対して自らを従わせるイメージ。bowより硬い表現。 |
| nod | 頭を小さく前後に動かす動作で、同意・あいさつ程度の軽い動き。bowほど上体全体を深く折り曲げない。 |
対義語: resist(抵抗する)、stand firm(毅然とする)、defy(反抗する)
6派生語・関連語
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bowing
名・動(現在分詞)
おじぎをすること、身をかがめること -
bow out
句動詞
(優雅に)身を引く、引退する -
bow down
句動詞
ひれ伏す、深くおじぎする
7コロケーション
- bow to pressure(圧力に屈する)
- take a bow(一礼する、喝采を受ける)
- bow one’s head(頭を垂れる、うなだれる)
8確認テスト
“After years of negotiation, the company bowed to the demands of the workers and raised their wages.”
① 会社は労働者の要求に礼をして、賃金を上げた。
② 会社はついに労働者の要求に屈して、賃金を上げた。
③ 会社は労働者の要求を頭に入れて、賃金を上げた。
④ 会社は労働者の要求を無視して、賃金を上げた。
②が正解。bowのコアイメージ「前に折れ曲がる=意志を曲げる」が比喩的に機能している。「demands(要求)に対してbowする」=抵抗をやめて前に折れる=「屈する・従う」という文脈。①は物理的なおじぎの誤読、③④はbowの意味を無視した誤訳。
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