borrow
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は13冊に掲載されています。
1コアイメージ
borrowのコアイメージは「所有者のもとから一時的に持ち出し、後で返す前提で使う」こと。物の貸し借りだけでなく、言語・制度・文化など抽象的なものを「他の場所から取り入れる」場面にも広く使われる。重要なのは『返す・戻す前提』があること。日本語の「借りる」に近いが、英語のborrowは『借り手側の動作』に焦点を当てた動詞であり、貸す側はlendを使う。この主語の焦点の違いを意識するだけで、多くの誤用を防げる。また、言語学的文脈では「英語がフランス語から語彙を取り入れた」のように、文化的借用を表すのにも頻繁に用いられる。
2意味一覧
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動詞
(物を)借りる
物の所有者のもとから一時的に持ち出し、後で返す前提で使うというコアイメージが直接表れている最も基本的な用法。 -
動詞
(金を)借り入れる
お金も「一時的に持ち出して後で返す」ものであり、コアイメージと完全に一致する。銀行ローンなど公式な文脈でも使われる。 -
動詞
(言葉・概念・制度などを)取り入れる、採用する
他の言語・文化・分野から要素を「持ち出して自分たちのものとして使う」行為もborrowで表せる。物理的な返却はないが「もともとよそのもの」という意識が残る点でコアイメージと繋がる。
3例文
4よくある間違い・注意点
borrowとlendの混同に注意。borrowは『借りる(受け取る側)』、lendは『貸す(渡す側)』。「友達に本を貸した」はI borrowed a book to my friend.ではなくI lent a book to my friend.が正しい。主語が借り手か貸し手かを常に意識しよう。
「借りる」という日本語に引きずられてrentと混同しやすい。rentは料金を払って借りる(賃借)、borrowは無償で一時的に借りる・貸し借りする場合に使う。車を有料でレンタルする場合はrentを使う。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| lend | 貸す側の動作を表す。borrowが借り手視点なのに対し、lendは貸し手視点。コインの裏表の関係。 |
| rent | 料金を支払って借りる(賃借)。borrowが無償の一時的使用であるのに対し、rentは対価が発生する継続的な使用に用いる。 |
| adopt | 制度・慣習などを取り入れる意味ではborrowと重なるが、adoptは「正式に採用・導入する」というニュアンスが強く、borrowほど「よそからの借用」感がない。 |
対義語: lend、return
6派生語・関連語
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borrower
名詞
借り手、借用者 -
borrowing
名詞
借用、借り入れ;(言語学)借用語
7コロケーション
- borrow money from 〜(〜からお金を借りる)
- borrow a book from the library(図書館から本を借りる)
- borrow a word / concept from 〜(〜から言葉・概念を取り入れる)
8確認テスト
“Japanese has borrowed heavily from English in recent decades.”
① 日本語は近年、英語を大量に翻訳してきた。
② 日本語は近年、英語から多くの語彙を取り入れてきた。
③ 日本語は近年、英語に多くの語彙を貸し出してきた。
④ 日本語は近年、英語の教育に力を入れてきた。
②。borrowには物だけでなく「言語・文化・概念を他所から取り入れる」という用法がある。日本語のカタカナ語(テレビ、スマートフォンなど)が英語由来であることはまさにこのborrowingの典型例。①は「翻訳」ではなくtranslate、③はlend(貸す側)の視点、④は文意と無関係。コアイメージ「よそのものを一時的に持ち出す→取り入れる」を理解していれば自然に②が選べる。
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