customer
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は13冊に掲載されています。
1コアイメージ
customerの語源はcustom(習慣・慣習)です。つまり「習慣的に(customarily)買い物をしに来る人」がcustomerの根本イメージです。一度きりの通りすがりの人ではなく、継続的・反復的な取引関係を前提とした「お客」を指します。日本語の「顧客」「得意先」「お客様」のどれが最適かは文脈次第ですが、いずれの訳もこの「継続的関係」というニュアンスを含んでいます。また、口語では「あの人物・やつ」という意味にも使われますが、これも「付き合いのある相手」というコアから派生しています。
2意味一覧
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名詞
顧客、お客様、得意先、取引先
習慣的に店や企業と取引する人を指す。単なる通行人ではなく、継続的な関係が前提にあるため「得意先」「顧客」がしっくりくる。 -
名詞(口語)
(特定の性質を持つ)人物、やつ
「付き合いのある人物」というニュアンスが転じて、個性や性格を強調して「a tough customer(手ごわいやつ)」のように使われる。見落とされやすい用法だが入試でも問われることがある。
3例文
4よくある間違い・注意点
customerはビジネス上の継続的な取引相手を指すため、レストランや商店に来た一見さんにも使えますが、「偶然通りかかった人」のようなニュアンスはありません。また、clientとの混同に注意。clientは専門的サービス(弁護士・会計士など)の依頼人を指し、customerより高度な信頼・継続関係が含意されます。
口語の「a tough customer(手ごわい人物)」は入試長文や会話文で頻出ですが、「顧客」と訳してしまう誤りが多いので注意しましょう。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| client | 弁護士・医師・コンサルタントなど専門家サービスの依頼人。customerより個人的かつ専門的な関係。企業間の場合もある。 |
| consumer | 商品・サービスを最終的に消費する人全般。market researchなど統計・経済用語的なニュアンスが強く、個別の取引関係は含意しない。 |
| patron | 特定の店・芸術家・機関を支援・愛顧する人。customerより格式高く、継続的な支援者というニュアンスがある。 |
| buyer | 純粋に「買う人・購買者」。継続性よりも「買う行為」に焦点があり、ビジネス用語では仕入れ担当者を指すこともある。 |
対義語: seller、vendor、supplier
6派生語・関連語
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custom
名詞・形容詞
習慣;慣習;(形)特注の
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customize
動詞
(顧客の要望に合わせて)カスタマイズする、特注にする -
customary
形容詞
慣習的な、いつもの
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customer service
名詞(複合語)
顧客サービス、カスタマーサポート
7コロケーション
- attract customers(顧客を引きつける)
- regular customer(常連客、得意客)
- customer service / customer support(顧客サービス)
8確認テスト
“Watch out for the man in the corner — he’s a tricky customer.”
① 彼はやっかいな顧客だ。
② 彼は厄介な人物だ。
③ 彼は不正な取引先だ。
④ 彼は怪しいお客様だ。
② 彼は厄介な人物だ。
【解説】「a 形容詞 + customer」の形で、口語的に「(ある性質を持つ)人物・やつ」を意味する用法です。文脈を見ると「Watch out for(気をつけろ)」とあり、ビジネス上の顧客について話している場面ではありません。①④は「顧客・お客様」と訳しており文脈に合わず、③は意訳しすぎです。「tricky customer」は「一筋縄ではいかない人物」という慣用的表現で、コアイメージである「付き合いのある相手」が「人物」という意味に転じたものです。
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