embrace
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は13冊に掲載されています。
1コアイメージ
embraceの語源はフランス語のembrasser(腕で抱く)で、em-(中に)+brace(腕)に由来します。コアイメージは「両腕を広げてしっかりと包み込む」こと。物理的に人を抱きしめる場面はもちろん、考えや文化・変化を「受け入れる」のも、拒絶せずに自分の中へ迎え入れるという意味で同じ動作の比喩です。また、ある範囲・領域を「含む・網羅する」のも、両腕で周囲を囲い込むイメージから来ています。単なる「含む」より温かさや積極性が強く、ためらわずに全力で迎え入れる姿勢がこの単語の本質です。
2意味一覧
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動詞
(人を)抱きしめる、抱擁する
コアイメージそのままで、両腕で相手の身体を包み込む物理的な動作を表す。 -
動詞
(考え・変化・機会などを)喜んで受け入れる、積極的に取り入れる
思想や状況を「腕を開いて迎え入れる」比喩で、acceptより能動的・前向きなニュアンスを持つ。 -
動詞
(範囲・内容を)含む、包含する
両腕で周囲を囲うように、広い範囲をひとまとめに包み込むイメージから「含む」の意味になる。 -
名詞
抱擁、ハグ;(比喩)受け入れ、取り込み
動詞の行為そのものを名詞化したもので、物理的な抱擁と比喩的な受容の両方に使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「含む」という訳だけを覚えると include と混同しやすい。includeは単に「リストの一部として含む」ニュアンスだが、embraceは「積極的・全面的に包み込む」というコアイメージが根底にある。例えばembraceを使った文は、単なる列挙ではなく幅広く取り込んでいる感が伝わる。
元データの例文 You have to embrace yourself. は「自分を抱きしめなさい」ではなく「ありのままの自分を受け入れなさい」という意味。物理的な抱擁と混同しないよう、文脈からどちらの意味かを判断する習慣をつけること。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| accept | acceptは「拒否せずに受け取る」という中立的な受容。embraceは喜んで・積極的に迎え入れるニュアンスが強い。 |
| hug | 抱擁の意味ではほぼ同義だが、hugはより日常的・カジュアル。embraceはやや改まった・文学的なトーンを持つ。 |
| include | 「含む」の意味では似ているが、includeは単に要素としてカウントされるだけ。embraceは全体として幅広く包み込む積極性がある。 |
| adopt | adoptは方針や習慣などを「採用する・取り込む」こと。embraceはそれに加えて感情的な前向きさや全面的な受容感が伴う。 |
対義語: reject、shun、exclude
6派生語・関連語
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embracing
形容詞・動名詞
包み込む(ような);受け入れること -
all-embracing
形容詞
すべてを包含する、包括的な
7コロケーション
- embrace change(変化を積極的に受け入れる)
- embrace the opportunity(機会を喜んで生かす)
- embrace diversity(多様性を受け入れる)
8確認テスト
「After years of resistance, the country finally embraced democracy.」
① 民主主義を取り囲んだ
② 民主主義を含んでいた
③ 民主主義を積極的に受け入れた
④ 民主主義を抱きしめた
③が正解。長年の抵抗の後に「ついに」とある文脈から、民主主義という概念を前向きに・全面的に迎え入れた(embraceのコアイメージ)ことを表している。①は物理的な囲み、②は単なる包含のニュアンスで文脈に合わず、④は比喩的すぎて不自然。acceptと言い換えても通じるが、embraceは単なる受容を超えた積極的・感情的な受け入れを示している点が重要。
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