enable
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は13冊に掲載されています。
1コアイメージ
enableは「en-(〜の状態にする)+able(できる)」という構造を持つ単語。コアイメージは「それまで不可能だったことを可能な状態にしてあげる」こと。重要なのは、単に「許可する」だけでなく、「条件や手段を整えることで実現を後押しする」というニュアンスがある点。人間が主語になることも多いが、技術・制度・環境など「もの・こと」が主語になって「○○があってこそ□□ができる」という文脈でも頻繁に使われる。日本語に訳す際は文脈次第で「可能にする」「できるようにする」「実現させる」「与える」など幅広く変化するが、根底には常に「道を開いてあげる」イメージがある。
2意味一覧
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動詞
〜を可能にする、できるようにする
障害を取り除いて「できない→できる」状態への転換を起こすのがコアイメージ。技術・制度・状況などが主語になることが多い。 -
動詞
(人に)資格・権限を与える
法的・制度的な障壁を取り除いて「その行為ができる立場」にしてあげるイメージ。法律文書などで「〜する権限を付与する」の意味で使われる。 -
動詞
(システム・機能を)有効にする、オンにする
ITの文脈では「無効化されている機能の制限を解除して使える状態にする」という意味で頻出。「道を開く」コアイメージがそのまま当てはまる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「enable A to do」の形が基本。「enable A do」(toなし)は誤り。allowやletと混同してtoを省いてしまうミスが多いので注意。
allowとの違いに注意。allowは「許可を与える(禁止を解く)」のが主眼だが、enableは「実現する条件・手段を整えてあげる」のが主眼。たとえばThe law allows us to vote(法律が投票を許可している)とThe internet enables us to vote online(インターネットが投票を可能にする)のようにニュアンスが異なる。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| allow | 「禁止・制限を解除して許可する」のが中心。enableのような「手段・条件を整えて実現させる」積極的なニュアンスは弱い。 |
| permit | 公式・法的な許可を与えるニュアンスが強く、allowよりもさらにフォーマル。enableの「可能条件を生み出す」意味はない。 |
| empower | 「力・権限を与えて自立的に行動できるようにする」というニュアンスが強い。人間を主語にすることが多く、enableよりも人の能力開花に焦点がある。 |
| facilitate | 「プロセスをスムーズにする・促進する」という意味で、完全に不可能なことを可能にするというよりも、すでにできることをやりやすくするニュアンス。 |
対義語: disable、prevent、hinder
6派生語・関連語
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disabled
形容詞
(機能が)無効になった;(人が)障害のある
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enabling
形容詞
実現を可能にする;(心理学では)問題行動を助長する(悪い意味で「できるようにしてしまう」) -
unable
形容詞
〜することができない(be unable to doの形で)
7コロケーション
- enable A to do(Aが〜できるようにする)
- enable access to 〜(〜へのアクセスを可能にする)
- enable features / enable JavaScript(機能を有効にする)
8確認テスト
Advances in medical technology have enabled doctors to detect cancer at a much earlier stage.
① 医療技術の進歩が医師たちにがんを早期発見することを「許可した」。
② 医療技術の進歩のおかげで、医師たちははるかに早い段階でがんを「発見できるようになった」。
③ 医療技術の進歩が医師たちにがんの早期発見を「命じた」。
④ 医療技術の進歩が医師たちにがんの早期発見を「妨げた」。
正解:②
「進歩(技術)」が主語になって「できない→できる」状態の転換を生み出す、enableの典型的な用法。①のallow的な「許可」ニュアンスでは不自然で、「技術が整ったことで実現した」という条件整備のコアイメージが②に最もよく表れている。
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