vice
【接頭辞】副…
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は13冊に掲載されています。
1コアイメージ
viceのコアイメージは「正しい道・正位置からのずれ・外れ」である。名詞の「悪・邪悪・欠陥」は、道徳的・社会的な正道から外れた状態を指す。特に賭博・飲酒・薬物など「習慣的な堕落」のニュアンスが強く、単なる一回の悪行よりも「染みついた悪癖」を意味することが多い。接頭辞としての vice- は「正位置(トップ)の一つ下・隣」というイメージから「副〜」を意味する。ラテン語の vicis(交代・代わり)が語源で、「本来の人の代わりを務める立場」が vice president(副社長・副大統領)などに生きている。つまり「正統・正位置から少しずれた副次的な位置」が一貫したコアイメージである。
2意味一覧
-
名詞
悪徳・悪癖(特に習慣的・道徳的な堕落)
正しい道徳的規範から「外れた」習慣的行為を指す。一時的な過ちではなく、賭博・酒・薬物のように「染みついた堕落」のニュアンスが強い。 -
名詞
欠陥・欠点
理想的・正常な状態から「外れた」不完全な点という意味で、物や性格の欠点にも使われる。 -
名詞
万力(工作用クランプ)
英国英語では vise の代わりに vice とつづる。物を「はさみ固定する」工具で、日本の受験では稀だが知っておくと読解で役立つ。 -
接頭辞
副〜・代理の〜
「正位置の一つ下・代わりを務める立場」というコアイメージから、vice president(副大統領)・vice principal(副校長)のように「正規の一段下の役職」を表す。
3例文
4よくある間違い・注意点
名詞のviceは「悪」と訳されることが多いが、「一回の悪い行為」より「習慣的・慢性的な悪癖(賭博・酒・薬など)」に使うのが本来のニュアンス。evilやwickednessとは異なり、道徳的重みよりも「やめられない堕落した習慣」に焦点がある。
vice-(接頭辞)は必ずハイフン付きで使うことが多い(vice president, vice principalなど)。viceとスペースなしで書くと名詞「悪徳」と混同されることがあるので注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| evil | evilは「悪そのもの・邪悪な本質」という強い道徳的・宗教的な重みを持つ。viceより抽象的で広範な「悪」を指す。 |
| sin | sinは宗教的・倫理的な「罪」で、神や道徳律への違反というニュアンス。viceは習慣的な堕落に焦点があり、宗教色は薄い。 |
| flaw | flawは物や性格の「欠点・ひび」で価値中立的。viceの「欠陥」の意味に近いが、道徳的堕落のニュアンスはなく、単純な不完全さを指す。 |
| habit | habitは「習慣」全般(良くも悪くも)。viceはbad habitの中でも特に「悪癖・依存性のある堕落した習慣」に限定される。 |
対義語: virtue(美徳)、goodness(善)
6派生語・関連語
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vicious
形容詞
残忍な・凶暴な・悪意のある(viceの形容詞形。道徳的正道から大きく外れた状態)
-
viciously
副詞
残忍に・凶暴に -
viciousness
名詞
残忍さ・凶暴さ -
vicious circle / vicious cycle
名詞(イディオム)
悪循環(viciousの重要コロケーション)
7コロケーション
- vice president(副大統領・副社長)
- vice squad(風俗犯罪取締班)
- virtue and vice(美徳と悪徳)
8確認テスト
“Laziness is his greatest vice — he can never finish what he starts.”
① 欠点
② 悪徳
③ 悪癖
④ 罪
③ 悪癖
解説:viceのコアイメージは「習慣的・慢性的に正道から外れた状態」。この文では「怠け癖」という染みついた習慣的行動を指しているため、「悪癖」が最も自然。「欠点(flaw)」は道徳的ニュアンスが薄すぎ、「悪徳(evil)」は宗教・道徳的に重すぎ、「罪(sin)」は宗教的含意が強すぎる。viceは「やめられない習慣的な堕落」に焦点があり、「悪癖」がコアイメージを最もよく反映する。
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