cheer
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は10冊に掲載されています。
1コアイメージ
cheerのコアイメージは「沈んだ・暗い状態を明るく活気づけること」。語源はラテン語のcara(顔)に由来し、「顔を明るくする」という原義がある。試合で声援を送るのも、落ち込んだ人を励ますのも、どちらも「重い・暗い状態を軽く・明るくする力を与える」という同じ方向性を持つ。名詞としての「歓声」「喝采」も、その場の空気を一気に明るく照らす様子から来ている。また「気分・機嫌」という意味(good cheer)にも、この「明るさの度合い」というニュアンスが生きている。日本語の「元気づける」「応援する」はこのコアイメージの一側面に過ぎない。
2意味一覧
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動詞
声援する、喝采する
観客が声を上げることで、その場の空気を一気に明るく活気づける行為。コアイメージ「暗い空気を明るく照らす」が集団的に表れた形。 -
動詞
励ます、元気づける(cheer upの形でも)
落ち込んだ・沈んだ人の心の状態を明るい方向へ変化させること。コアイメージを人の内面に向けた使い方。 -
名詞
歓声、喝采
場の空気を明るく照らす「声」そのもの。Cheers!(乾杯!)のように、場を盛り上げる掛け声にも使われる。 -
名詞
気分、機嫌(good cheerなど)
「明るさの度合い・量」というコアイメージが名詞化した形。good cheerは「良い気分・上機嫌」、be of good cheerで「元気でいる」の意。やや古風・文語的だが入試でも問われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
cheer upとcheers!を混同しないこと。cheer upは「元気を出して」「励ます」という動詞・命令文の形。一方、Cheers!は「乾杯!」や(英国英語で)「ありがとう」「じゃあね」の意味を持つ間投詞的な名詞。全く別の使い方なのに見た目が似ているため注意が必要。
encourageとの違いを意識すること。encourageは「勇気・自信を与えて行動を後押しする」という意味合いが強く、より長期的・意図的なニュアンスがある。cheerは「その瞬間の気分・空気を明るくする」という即時的・感情的な色合いが強い。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| encourage | 勇気や自信を与えて行動を後押しする意味合いが強く、計画的・継続的なサポートのニュアンス。cheerより意図的で理性的。 |
| hearten | 心に活力・希望を与えるという意味で、cheerに近いが、より内面的・感情的な変化に焦点を当てた文語的表現。 |
| applaud | 拍手で賞賛・承認を示すことに焦点があり、cheerが「声・雰囲気で場を活気づける」のとは異なる。 |
対義語: discourage、depress、dishearten
6派生語・関連語
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cheerful
形容詞
陽気な、明るい
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cheerfully
副詞
陽気に、快活に -
cheerless
形容詞
陰気な、暗い(cheerの対義接尾辞-lessがついた形) -
cheerleader
名詞
チアリーダー(声援・応援を先導する人)
7コロケーション
- cheer up(元気を出す/元気づける)
- cheer on(〜を応援し続ける)
- give a cheer(歓声を上げる)
8確認テスト
“The news of his recovery was enough to cheer the whole family.”
① 家族全員を驚かせる
② 家族全員を元気づける
③ 家族全員を安心させる
④ 家族全員を泣かせる
②「家族全員を元気づける」が正解。彼の回復という明るいニュースが、家族という集団の沈んだ・心配な気分を一気に明るく照らしている。cheerのコアイメージ「暗い状態を明るく照らす」がそのまま表れた例。①「驚かせる」はsurprise、③「安心させる」はreassure、④はないが語感でdistressやmove to tearsが対応する。
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