clone
【動】クローンを作る
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は6冊に掲載されています。
1コアイメージ
cloneのコアイメージは「元の個体・物と遺伝的・構造的にまったく同一の複製」です。ギリシャ語の「klōn(小枝・挿し木)」が語源で、もともとは植物の挿し木繁殖を指していました。挿し木で育てた植物は親と遺伝情報が完全に一致する。この「元と一切変わらずそのままコピーされたもの」というイメージが核にあります。そこから生物学的なクローン(遺伝的複製体)だけでなく、IT分野での「完全コピー品(クローンPC・クローンアプリ)」、さらには日常会話で「あの人にそっくり」という意味でも使われます。つまりcloneは「外見・構造・機能が元と区別できないほど同一の存在」というニュアンスを常に帯びています。
2意味一覧
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名詞
クローン、(遺伝的に同一の)複製体
生物の細胞から元と同一の遺伝情報を持つ個体を作ること。「区別不能なコピー」というコアイメージがそのまま表れている。 -
名詞
そっくりなもの・人、コピー品、模倣品
オリジナルと見分けがつかないほど似た製品や人物に拡張した用法。「元と一致する複製」というコアから自然に広がった意味。 -
名詞
【IT】クローン(機能・構成が同一のソフトウェア・ハードウェアの複製)
IBM PC互換機を「IBM clone」と呼ぶように、仕様が完全コピーされた製品を指す。意外と見落とされがちだが重要な用法。 -
動詞
クローンを作る、複製する
「元と区別できない複製を生み出す」行為そのもの。生物・ITどちらの文脈でも使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「コピー(copy)」と混同しやすいが、copyは単純な複写全般を指すのに対し、cloneは「元と完全に同一・区別不能なレベルの複製」というニュアンスが強い。cloneには「本物と見分けがつかない」という含意があることを意識しよう。
動詞としての用法(clone humans / clone a gene)を見落としがち。受験英語でも動詞形が問われることがあるため、名詞だけでなく動詞用法も必ず押さえておくこと。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| copy | 最も汎用的な「複製・コピー」。cloneほど「完全同一・区別不能」という強いニュアンスはなく、単なる転写・複写全般に使える。 |
| duplicate | 「同一のものを二つ作る」意味で、書類や鍵の複製によく使う。cloneより機械的・事務的な響きがあり、生物的含意はない。 |
| replica | 「精巧な複製品・レプリカ」。美術品や模型などに使い、外観の再現に重点を置く。cloneのような遺伝的・機能的同一性は含意しない。 |
| imitation | 「模倣品・まがいもの」。cloneより否定的・低品質なニュアンスが強く、本物を真似たが本物ではないものを指す。 |
対義語: original、prototype
6派生語・関連語
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cloning
名詞
クローニング、複製技術(特に遺伝子・生物のクローン作成) -
cloned
形容詞・過去分詞
クローンで作られた、複製された
7コロケーション
- clone a gene(遺伝子をクローンする)
- human cloning(人間のクローン作成)
- a cheap clone of ~(〜の安価な模倣品)
8確認テスト
“Several tech startups launched apps that were little more than clones of the market leader.”
① クローン生物
② 模倣品・コピーアプリ
③ 競合他社
④ 改良版
正解は②。この文脈では生物学的な意味ではなく、「市場トップのアプリと区別がつかないほど酷似した模倣アプリ」という意味。cloneのコアイメージ「元と同一・区別不能なレベルの複製」がIT・ビジネス場面に適用された用法。①は生物文脈でのみ適切、③④はcloneの意味を持たない。
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