obligation
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は6冊に掲載されています。
1コアイメージ
obligationの語源はラテン語の「ob-(〜に向かって)+ligare(縛る)」。つまり「何かに向かって縛りつけられている状態」がコアイメージ。自分の内側から湧き出る気持ちではなく、社会的・道徳的・法的な力によって「外側から縛られている」感覚がある。だから「義務」とも「義理」とも訳せる。「しなければならない」という強制感が常にあり、それを果たさないと社会的・道徳的なペナルティが生じる。「feeling of obligation(義理・恩義)」のように、人間関係上の縛りにも使える点が日本語の「義理」とぴったり重なる場面もある。
2意味一覧
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名詞
義務(法的・道徳的・社会的に課せられた責務)
法律・契約・社会規範が「外から縛りつける」力として働いている状態。「しなければならない」という強制的な拘束のニュアンスが強い。 -
名詞
義理・恩義(人間関係上の縛り)
恩を受けることで人間関係が「縛りつける」力を持つ。「感謝や返礼をしなければならない」という心理的拘束がコアイメージから生まれる。 -
名詞
債務・負債(契約上の履行義務)
契約や取引によって相手に対して「縛られている」状態。金融や法律の文脈では「履行しなければならない約束」として使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
dutyとの混同に注意。dutyは「その役職・立場に当然伴うもの(内在的な責務)」であるのに対し、obligationは「外側から縛りつけられた拘束感」が強い。例えば兵士の「duty(職務)」と、契約上のobligation(履行義務)は似ているようで出所が違う。
obligation には必ず「縛られた感覚=プレッシャー」が含まれる。したがって「feel no obligation(義務はないと思っている)」のように否定文・no+obligationの形で「強制されていない・自由だ」と強調する使い方も重要。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| duty | その立場・役割に内在する当然の責務。obligationより個人の内的な使命感・道徳心に基づくニュアンスが強い。 |
| responsibility | 自分が引き受けた結果に対して「応答する(respond)」義務感。自発的な引き受けの要素が強く、obligationより柔らかい縛り。 |
| commitment | 自分から積極的に約束・誓約したことへの拘束。obligationの受動的な縛りと異なり、能動的・自発的な側面が強い。 |
対義語: freedom、choice、privilege
6派生語・関連語
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oblige
動詞
義務を負わせる・強制する/(人の頼みを)喜んでする
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obligatory
形容詞
義務的な・強制的な(⇔optional)
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obliged
形容詞
義務を負っている/(be obliged to doで)〜せざるをえない
7コロケーション
- fulfill / meet one’s obligations(義務を果たす)
- feel a sense of obligation(義務感・義理を感じる)
- under no obligation to do(〜する義務は一切ない)
8確認テスト
“You are under no obligation to accept this offer.”
① あなたはこの申し出を受け入れる必要は全くありません。
② あなたはこの申し出を受け入れることに義理を感じるべきではありません。
③ あなたはこの申し出を受け入れる権利がありません。
④ あなたはこの申し出を受け入れることを禁じられています。
①
「under no obligation(何の縛りもない状態=〜する必要は全くない)」は、obligationのコアイメージ「外から縛りつける力」を否定した表現。「縛られていない=強制されていない=する必要がない」という流れが自然。②は義理のニュアンスが混入しており文脈に合わない。③④は全く逆の意味で誤り。
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