conceit
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
1コアイメージ
conceit の語源は conceive(心の中に思い描く)と同根で、「自分自身について心の中で描いたイメージ」が出発点です。自分の能力・価値を実際より高く「思い込んでいる」状態、つまり「膨らみすぎた自己像」がコアイメージです。ここから①自負・うぬぼれ(自分を過大評価する心理状態)という日常的な意味が生まれます。また文学・修辞学では、かけ離れた2つのものを大胆に結びつける「奇抜な比喩・着想」という意味でも使われます。これは「頭の中で独自のイメージを作り上げる」というコアから自然につながります。いずれも「自分(または作者)の内側で膨らんだ概念・構想」という根っこは同じです。
2意味一覧
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名詞
うぬぼれ・自負・慢心
自分について心の中で描いたイメージが実態より大きく膨らんでいる状態。他者の目線から見ると「過剰な自己評価」として映る。 -
名詞
(文学・修辞)奇抜な比喩・凝った着想
作者が頭の中で独自に「膨らませた」大胆で独創的なイメージの結びつけ。17世紀の形而上詩でよく用いられた技法を指す。
3例文
4よくある間違い・注意点
conceit は「自信(confidence)」とは異なります。confidence は根拠のある前向きな自信ですが、conceit は根拠のない過大な自己評価で、ネガティブな含意を持ちます。「彼は自信家だ」と言いたいときに conceit を使うと「うぬぼれ屋だ」という非難になってしまいます。
文学の授業で出てくる「conceit(奇抜な比喩)」という意味を知らないと、詩の評論文や文学史の長文で文脈が全くつかめなくなります。2つの意味があることを意識しておきましょう。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| vanity | 外見や評判など他者からの評価を強く気にする「虚栄心」のニュアンスが強い。conceit が内的な過大評価なのに対し、vanity は外向きの見栄っ張り。 |
| arrogance | 他者を見下す態度・傲慢さ。conceit が「自分を高く見る」のに対し、arrogance は「他者を低く見る」行動面の表れ。 |
| pride | 正当な誇りから不当なうぬぼれまで幅広い。必ずしもネガティブではない点で conceit と異なる。 |
対義語: humility、modesty
6派生語・関連語
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conceited
形容詞
うぬぼれた・思い上がった(例: a conceited person) -
conceitedly
副詞
うぬぼれて・思い上がって
7コロケーション
- be full of conceit(うぬぼれでいっぱいである)
- wounded conceit(傷ついた自尊心・プライド)
- an elaborate / extended conceit(凝った比喩/文学的着想)
8確認テスト
「His conceit blinded him to his own mistakes, making it impossible for anyone to give him useful feedback.”
① 彼の謙虚さが
② 彼のうぬぼれが
③ 彼の好奇心が
④ 彼の比喩表現が
② 彼のうぬぼれが。「自分を実際より高く見積もっている状態」が、自分のミスを見えなくさせ、フィードバックを受け付けない、という文脈と完全に一致します。④の「比喩表現」は文学用語としての意味で、この文脈(人物の心理状態を描写している)には当てはまりません。
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