democracy
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は10冊に掲載されています。
1コアイメージ
democracyはギリシャ語の「demos(民衆)」+「kratos(力・支配)」に由来する。コアイメージは「民衆が主権を持ち、自分たちで自分たちのことを決める仕組み・精神」。重要なのは、これが単なる「多数決」ではなく、少数意見の尊重・言論の自由・平等な参加権など、民衆の権力保障全体を含む概念だという点。抽象的な「民主主義という思想」を指す場合もあれば、具体的な「民主的な政治体制・国家」を指す場合もある。さらに、組織や集団の運営方針として「民主的な雰囲気・平等な発言権」といった比喩的用法まで幅広く使われる。
2意味一覧
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名詞
民主主義(思想・原理)
「民衆が権力を持つ」という理念そのものを指す用法。抽象的な政治哲学として語るときにこの訳が最も自然。 -
名詞
民主政体・民主制(具体的な制度・体制)
民衆主権の理念を実装した具体的な政治システムを指す。「a democracy」と不定冠詞をつけると「民主主義国家」という意味にもなる。 -
名詞
(組織・集団内の)民主的雰囲気・平等な発言権
コアイメージの「民衆が対等に参加する」という感覚が比喩的に拡張され、職場や学校など小規模な集団の運営スタイルにも使われる見落とされがちな用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
「democracy=多数決」と単純に理解しがちだが、民主主義の本質は多数決だけでなく少数意見の保護や基本的人権の保障も含む。試験の長文でもこのニュアンスの違いが問われることがある。
冠詞の有無で意味が変わることに注意。「Democracy is fragile.(民主主義は脆い)」は抽象概念、「France is a democracy.(フランスは民主主義国家だ)」は具体的な国家・体制を指す。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| republic | republicは「君主ではなく選ばれた代表者が統治する共和国・共和制」を指す。democracyが『民衆主権の原理』を強調するのに対し、republicは『世襲制でない統治形態』に焦点が当たる。民主的でない共和国も存在しうる。 |
| self-governance | self-governanceは「自治・自己統治」という行為・プロセスに焦点を当てた表現。democracyが制度や思想全体を指すのに対し、より「自分たちで管理する」という動的な側面を強調する。 |
| popular sovereignty | popular sovereigntyは「国民主権」という法・政治学上の原理を指す技術的・学術的用語。democracyより硬い表現で、日常会話ではほとんど使われない。 |
対義語: autocracy(独裁政治)、dictatorship(独裁制)、tyranny(専制政治)、authoritarianism(権威主義)
6派生語・関連語
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democrat
名詞
民主主義者;(大文字でDemocrat)米国民主党員
-
democratic
形容詞
民主主義の、民主的な
-
democratically
副詞
民主的に -
democratize
動詞
民主化する -
democratization
名詞
民主化
7コロケーション
- promote / strengthen democracy(民主主義を促進する/強化する)
- liberal democracy(自由民主主義)
- threaten / undermine democracy(民主主義を脅かす/損なう)
8確認テスト
“The rise of social media has both empowered and endangered democracy by spreading both civic engagement and misinformation.”
①民主党
②民主主義
③民主的な投票制度
④民主党員
②民主主義。この文では冠詞がなく、social mediaが社会全体に与える影響という文脈で抽象的な理念・システム全体を語っている。「市民参加の拡大」と「誤情報の拡散」の両面から民衆主権の原理そのものが影響を受けているという内容で、①④は品詞・意味ともに不適切、③は訳として狭すぎる。
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