dual
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
dualのコアイメージは「本来は別々のはずの2つの要素が、ひとつの存在や仕組みの中に同時に成り立っている」という感覚です。ラテン語のdualis(二つの)に由来し、単に「二つある」という数の話ではなく、「二重性を持つ」「二面性を内包する」というニュアンスが核心にあります。たとえばdual citizenshipは「二つの国籍が一人の人間の中に共存している」状態を指し、dual purposeは「ひとつの道具が二つの目的を同時に果たせる」ことを意味します。この「分裂しているのではなく、ひとつの枠組みの中で2が共存する」という感覚を掴むと、あらゆる文脈で意味が見えてきます。
2意味一覧
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形容詞
二重の、二元的な
ひとつの対象の中に性質・機能・身分などが「ふたつ共存している」状態を指す。日本語では文脈に応じて「二重の」「二元的な」「両用の」など訳し分ける。 -
形容詞
両用の、二役を兼ねた
ひとつのモノや仕組みが、同時にふたつの目的・役割を担う状態。「共存する」コアイメージが「兼用」の意味に自然につながる。 -
形容詞
(性格・側面が)二面性のある
「ひとつの存在の中に対照的なふたつの面が共存する」というコアイメージが人物や概念の二面性・矛盾を表す際にも使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
doubleとの混同に注意。doubleは「二倍」「重なり」のイメージで量的・視覚的な重複感が強いのに対し、dualは「二種類のものが一体に共存する」という質的・構造的なニュアンスが核心。例えばdouble visionは「二重に見える(同じものが2つ見える)」で、dual visionとは言わない。
単純に「2つある」ことをdualで表せると思いがちだが、dualはあくまで「ひとつの主体・システムの中にふたつが共存している」場合に使う。単に物が2個あるという数の話にはtwoやtwinなどを使うのが自然。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| double | 量的・視覚的な「2倍・2重」のニュアンスが強く、同じものが重なっているイメージ。dualのように「異なる2種類が共存する」という二元性は弱い。 |
| twofold | 「2倍の、2つの側面を持つ」という意味でdualに近いが、主に程度や量が2倍であることを強調する文脈で使われる。 |
| binary | 「二進法の、二項対立の」という意味で、コンピューターや論理の文脈で使われることが多い。dualより対立・二択のニュアンスが強い。 |
| twin | 形容詞では「対になった、双子の」という意味で、2つが対をなしてセットになっているイメージ。dualの「共存」よりも「対称・ペア」のニュアンスが強い。 |
対義語: single、unitary、sole
6派生語・関連語
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duality
名詞
二重性、二元性(例:the duality of human nature 人間の二面性) -
dually
副詞
二重に、両面において -
dualism
名詞
(哲学・宗教上の)二元論
7コロケーション
- dual citizenship(二重国籍)
- dual purpose(両用の、二重目的の)
- dual role(二役、二重の役割)
8確認テスト
She plays a dual role as both a researcher and a teacher at the university.
① 二倍の役割 ② 二役(研究者と教員を兼ねる役割) ③ 二番目の役割 ④ 重複した役割
正解は②。dualの「ひとつの主体の中にふたつの性質・機能が共存する」というコアイメージから、「彼女という一人の存在の中に研究者と教員というふたつの役割が共存している」という意味になる。①は量(倍数)の話になってしまいdualの質的なニュアンスがない。③は順番の話でdualとは無関係。④は同じ役割が重なっているイメージでdoubleに近く不自然。
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