overhear
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
overhearは「over(超えて・偶然)+hear(聞く)」という構造を持つ。hearが「自然に耳に入ってくる」という受動的な聴覚体験を表すのに対し、overhearはさらに「意図せずに・聞くつもりがなかったのに」という偶発性が加わっている。自分に向けられた話ではなく、他人同士の会話や独り言が「たまたま耳に入ってきてしまった」という状況がコアイメージ。盗み聞きのような意図的な場合にも使えるが、基本的には聞き手の意図のなさが含意される。日本語で「小耳に挟む」「偶然耳にする」という表現に近い感覚。
2意味一覧
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動詞
(意図せず)耳にする、偶然聞く
自分に向けられていない会話や音が、意図なく耳に届いてしまうというコアイメージがそのまま「耳にする」という訳になる。 -
動詞
(こっそり)盗み聞きする
意図的に人の話を隠れて聞く場面でも使われる。コアイメージの「相手が気づいていない状況で聞く」という側面が強調されたもの。
3例文
4よくある間違い・注意点
listenとhearとoverhearの混同に注意。listenは「意識して耳を傾ける」、hearは「(自然に)聞こえる」、overhearは「(意図せず/こっそり)聞いてしまう」という違いがある。「I overheard to the music.」のように前置詞を付けるのは誤り。overhearは他動詞なので直接目的語をとる。
「盗み聞き=eavesdrop」と覚えている人はoverhearを使い忘れがち。overhearは偶然性が強く日常的な文脈で幅広く使えるが、eavesdropはより意図的・隠密的なニュアンスが強い。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| eavesdrop | 意図的に、こっそり盗み聞きするという行為を指す。overhearよりも悪意・意図性が強く、「eavesdrop on a conversation」のように前置詞onを伴うことが多い。 |
| catch | 「catch a few words」のように、断片的に聞き取れた場合に使う。偶発性はoverhearと似るが、聞き取れた情報が部分的であることが多い。 |
| pick up | 「pick up bits of conversation」のように、周囲から情報をキャッチする感覚。overhearより口語的で、意識的・無意識的どちらにも使える。 |
対義語: ignore、tune out
6派生語・関連語
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overheard
形容詞・過去形・過去分詞
偶然聞かれた、盗み聞きされた(例:an overheard conversation=偶然耳に入った会話)
7コロケーション
- overhear a conversation(会話をたまたま聞く)
- overhear someone say …(〜が…と言っているのを耳にする)
- overhear a remark(ひとことを偶然聞く)
8確認テスト
“Tom overheard his boss complaining about him in the hallway.”
① トムは廊下で上司が自分の悪口を言っているのをたまたま聞いてしまった。
② トムは廊下で上司が自分について話すのをじっくり聞いた。
③ トムは廊下で上司と自分への不満について話し合った。
④ トムは廊下で上司の会話に割り込んだ。
① overhearのコアイメージは「意図せず耳に入ってしまう」こと。トムが聞こうとしていたわけではなく、廊下で偶然上司の発言が耳に入ってしまったというニュアンスが①に最もよく表れている。②のlistenのような「じっくり聞く」、③の「話し合う」、④の「割り込む」はいずれもoverhearのニュアンスと合わない。
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