eliminate
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は17冊に掲載されています。
1コアイメージ
eliminateはラテン語の「e-(外へ)+ limen(敷居・境界)」に由来する。つまり「境界の外へ追い出す」というのが原義だ。単に「取り除く」ではなく、対象を完全にそのシステムや領域の外へ出して、存在できなくするというイメージが核心にある。消去・根絶・排除・脱落——これらはすべて「もはやそこに居場所がない状態にする」という同じコアから派生している。だから選択肢を「除く」場面でも、敵を「排除する」場面でも、廃棄物を「除去する」場面でも自然に使われる。単なる「remove(移動させる)」と違い、eliminateには「完全に存在の余地を断つ」という強い断絶感がある。
2意味一覧
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動詞
除去する、取り除く
問題や障害を「境界の外へ追い出して」、もはや関与できない状態にするイメージ。 -
動詞
(可能性・選択肢を)除外する、排除する
考慮すべき候補リストの「外へ追い出す」ことで、検討の余地をなくすイメージ。 -
動詞
(競技などで)敗退させる、ふるい落とす
試合や選考において「舞台の外へ追い出す」=もう戦えない状態にするイメージ。 -
動詞
(人を)抹殺する、消す(婉曲表現)
人を「この世の境界の外へ追い出す」という極端な形。スパイ小説や犯罪報道で使われる強烈な用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
removeと混同しやすいが、removeは「別の場所へ動かす」程度のニュアンスで、対象がどこかに残る感覚がある。eliminateは「存在の余地をゼロにする」という完全な断絶感が強く、より徹底的・最終的なニュアンスを持つ。
「ふるい落とす」という日本語訳にとらわれると、競技以外の文脈(廃棄物の除去・可能性の排除など)で訳に詰まる。コアイメージ「境界の外へ完全に追い出す」を意識することで、どの文脈でも柔軟に対応できる。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| remove | 「別の場所へ移す・取り出す」程度のニュアンスで、対象が完全に消滅するとは限らない。eliminateより軽い。 |
| eradicate | 「根こそぎ根絶する」という意味で、eliminateより徹底的・完全なニュアンスが強い。病気や悪習など根が深いものに使われやすい。 |
| exclude | 「仲間に入れない・締め出す」というニュアンスで、対象はまだ存在しているが参加を認めない感じ。eliminateの「内部から追い出す」とは出発点が異なる。 |
| rule out | 「(可能性・候補を)除外する」という意味で、eliminateと似るが、rule outは主に「検討の余地から外す」という認知的な判断に限られる。 |
対義語: include、add、introduce
6派生語・関連語
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elimination
名詞
除去、排除、脱落(例:elimination round=予選・敗者復活なしのトーナメント) -
eliminator
名詞
除去するもの・人(機械や装置、あるいは競技で相手を敗退させる者) -
eliminatory
形容詞
除去の、予選の(eliminatory round=予選ラウンド)
7コロケーション
- eliminate the possibility(可能性を排除する)
- eliminate waste(無駄を排除する・廃棄物を除去する)
- be eliminated from the competition(競技から脱落する)
8確認テスト
The detective eliminated three suspects after reviewing the security footage.
① 3人の容疑者を逮捕した
② 3人の容疑者を尾行した
③ 3人の容疑者を容疑者リストから外した
④ 3人の容疑者を保護した
③が正解。eliminateのコアイメージ「境界の外へ完全に追い出す」が、ここでは「容疑者リストの外へ追い出す=容疑が晴れた」という意味で使われている。「逮捕した」のようなポジティブ(捜査的な追加)の意味はコアと逆方向なので誤り。
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