defeat
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は17冊に掲載されています。
1コアイメージ
defeatのコアイメージは「相手が持っていた力・可能性・目的を完全に無効化する」こと。語源はラテン語のdisfacere(作ったものをなしにする)に由来し、単に「勝つ」以上の意味がある。戦いで敵を打ち負かすのはもちろん、法案や計画を「葬り去る」、希望や目的を「挫く」といった文脈にも使われる。「win」が自分側の達成に焦点を当てるのに対し、「defeat」は相手・障害の側が無力化されることに焦点があるのが特徴。名詞としても「敗北」の意味で使われ、「挫折・失敗」という心理的な重みを持つ場合も多い。
2意味一覧
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動詞
(相手・敵を)負かす、打ち破る
相手が持っていた戦力・力を完全に無効化することがコアイメージ。単なる「勝つ」ではなく、相手側が機能しなくなる状態に追い込む行為。 -
動詞
(計画・法案・希望などを)挫折させる、葬り去る
人だけでなく、抽象的な「物事の進む力」をなしにするのも同じコアイメージ。法案が否決される・目的が台無しになる、という文脈で自然に使われる。 -
動詞
(問題・課題が人を)手こずらせる、お手上げにさせる
「問題が人の理解力・能力を無効化する」という構図で使われる。This problem defeats me.(この問題には手も足も出ない)のように、受ける側に焦点が移った用法。 -
名詞
敗北、失敗、挫折
動詞のコアイメージがそのまま名詞化したもの。「自分の力が完全に無効化された状態・事実」を指す。
3例文
4よくある間違い・注意点
「defeat」と「beat」はどちらも「負かす」だが、defeatはより正式・深刻なニュアンスがある。beatは口語的で試合や軽い競争にも使えるが、defeatは軍事・選挙・重大な対立などフォーマルな文脈に多い。また「defeat the purpose(目的を台無しにする)」や「admit defeat(敗北を認める)」など名詞・慣用句表現も試験に出やすいので要注意。
「defeat」は「自分が勝つ」ではなく「相手を負かす」に視点があるため、主語は勝者になる。×「I was defeated the game」のような語順ミスに注意(正しくはI was defeated in the game)。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| beat | 口語的で日常的な競争(試合・ゲームなど)に使いやすい。defeatより深刻さや正式感は低い。 |
| overcome | 困難・障害・弱点を「乗り越える」ことに焦点。相手を打ちのめすよりも、自分が壁を超えるニュアンスが強い。 |
| conquer | 支配・征服のニュアンスが強く、領土・恐怖・病気などを完全に制圧する場合に使われる。defeatより強烈な制圧感がある。 |
| vanquish | 非常に格式ばった文語的表現。完全かつ決定的に打ちのめすニュアンスで、文学・歴史的文脈に多い。 |
対義語: win、triumph、succeed
6派生語・関連語
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defeated
形容詞
敗北した、打ちのめされた(a defeated army:敗軍) -
defeatist
名詞・形容詞
敗北主義者(の);すぐ諦める人(の) -
defeatism
名詞
敗北主義;すぐに諦める態度・思想 -
undefeated
形容詞
無敗の、負け知らずの
7コロケーション
- defeat the purpose(目的を台無しにする)
- suffer a defeat(敗北を喫する)
- admit defeat(敗北を認める、降参する)
8確認テスト
“Wearing a heavy coat indoors defeats the purpose of turning up the heat.”
① 戦いに勝つ
② 台無しにする
③ 挫折させる
④ 否決する
②「台無しにする」が正解。この文は「室内で厚いコートを着ることは、暖房を上げる目的を完全に無効化する」という意味。defeatのコアイメージ「力・目的をなしにする」が抽象的な文脈で使われており、「defeat the purpose(目的を台無しにする)」という重要コロケーション。①は人との戦闘に限定されすぎ、③④は文脈に合わない。
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