error
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は5冊に掲載されています。
1コアイメージ
errorのコアイメージは「正しい軌道・基準からの逸脱」です。ラテン語のerrare(さまよう・道に迷う)が語源で、「本来あるべき正しい状態」から外れてしまった状態そのものを指します。単なる「うっかりミス」よりも広く、計算上の誤差・判断の誤り・道徳的な過ち(罪)にまで使われるのは、どれも「正しい状態から外れている」という共通イメージがあるからです。また、コンピュータのエラーも「あるべき動作からのズレ」であり、これも同じコアから来ています。「量的なズレ(誤差)」という意味も持つため、文脈によって「間違い」「誤差」「過ち」「罪」と訳し分けることが重要です。
2意味一覧
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名詞
誤り・間違い(判断・計算・操作などのミス)
「正しい軌道から外れた行為・結果」そのものを指す最も基本的な使い方。意図的でない場合に多く使われる。 -
名詞
誤差(科学・数学などにおける基準値とのズレ量)
「あるべき値・基準からのズレ」というコアイメージが数値的・定量的な文脈に適用されたもの。margin of errorなどの表現でよく使われる。 -
名詞
罪・過ち(道徳・宗教的な文脈での逸脱)
道徳や宗教における「あるべき正しい行い」から外れた行為をerrorと表現することがある。特に文語・宗教的文脈で使われる。 -
名詞
エラー(コンピュータ・システムの障害や誤作動)
プログラムが「正常な動作の軌道」から外れた状態。現代では最も身近な用法のひとつ。
3例文
4よくある間違い・注意点
mistakeとの混同に注意。mistakeは「うっかり・不注意による間違い」で日常的・口語的。errorはよりフォーマルで、「体系的・重大なズレ」や「基準からの逸脱」に使う。試験でin errorとin mistakeを使い分けるとき、in errorは「誤った判断で~した」という熟語的表現(例:He was arrested in error. 彼は誤って逮捕された)として使われる点も重要。
「罪」という訳語に引きずられてsinと混同しないこと。sinは宗教・道徳的な罪悪感を強く伴うのに対し、errorは「正しい状態からのズレ」が中心で、悪意や罪悪感は必ずしも含まない。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| mistake | 口語的・日常的な「うっかりミス」。不注意や誤解が原因。errorよりカジュアルで、深刻さが低いニュアンス。 |
| fault | 「欠陥・落ち度」。誰かの責任や欠点に焦点が当たる。errorが「ズレた結果」なら、faultは「そのズレを生んだ原因・責任」に近い。 |
| blunder | 「大失態・とんでもない間違い」。errorより大きく、しばしば恥ずかしさや深刻な結果を伴う。 |
| slip | 「うっかりした小さなミス・言い間違い」。a slip of the tongueのように、ちょっとした不注意によるズレ。 |
対義語: accuracy、correctness、precision
6派生語・関連語
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erroneous
形容詞
誤った・間違った(an erroneous conclusion:誤った結論) -
erroneously
副詞
誤って・間違って -
err
動詞
間違いを犯す・道を外れる(To err is human.:過ちは人の常)
7コロケーション
- make an error(誤りを犯す)
- margin of error(誤差の範囲)
- human error(人為的ミス)
8確認テスト
The rocket veered off course due to a small navigational error.
①罪 ②遅延 ③エラーメッセージ ④航路上の誤り(ズレ)
④航路上の誤り(ズレ)。navigational errorは「航法上の誤り」で、「正しいコースからのズレ」というerrorのコアイメージが最もよく表れている。①の罪は道徳・宗教的文脈、②の遅延はerrorとは意味が異なり、③はコンピュータ文脈のため、この航空・航法の文脈には④が最も自然。
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