initially
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は5冊に掲載されています。
1コアイメージ
initiallyは形容詞initial(最初の)の副詞形で、initialはラテン語initium(始まり)に由来します。コアイメージは「物事の出発点・起点にある状態」です。重要なのは、単に「最初」という時間的な意味だけでなく、「その後に変化・展開が続くことを前提とした出発点」というニュアンスを内包している点です。つまり「はじめはAだったが、後でBになった」という対比構造と相性が非常によく、前後の変化を暗示する文脈でよく使われます。「first」が単なる順序の1番目を指すのに対し、initiallyは「後の展開への布石としての起点」というニュアンスがあります。
2意味一覧
-
副詞
はじめは・最初のうちは
物事の出発点という意味から、「その後に変化があることを含意しながら、時間的な起点を示す」用法。butやhoweverなど逆接の接続詞と共起することが多い。 -
副詞
当初(の計画・見通しでは)
出発点のコアイメージが「当初の計画・予定・見込み」という意味に応用される。現実がその後それと異なる展開をたどったことを示唆するニュアンスで使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
initiallyは「その後変化が起きる」という含意があるため、変化や対比のない文脈で使うと不自然になる。単なる「最初に(手順の1番目として)」を言いたいときはfirstやfirst of allを使う方が適切。
at firstと混同しがち。at firstも「最初は(後で変わったが)」という意味で似ているが、initiallyの方がよりフォーマルで書き言葉向き。また、at firstは話し手の感情や主観的な体験に重点があるのに対し、initiallyは客観的・事実的な記述に向いている。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| at first | 口語的でカジュアル。話し手の主観的体験を述べるニュアンスが強い。initiallyよりも感情的な変化(驚き・失望など)を伴う場面に向く。 |
| originally | 「元々・本来は(現在とは違う状態として)」というニュアンス。起源・由来に重点があり、時間的な距離感がinitiallyより大きいことが多い。 |
| first | 単純に順番の1番目を指す。後の変化を含意しないため、手順の説明などに使う。initiallyより意味の幅が広い。 |
| in the beginning | 「最初のうちは」という意味でinitiallyに近いが、よりカジュアルで物語的な文体に向く。後に大きな変化が訪れる展開を語るときに使いやすい。 |
対義語: eventually、finally、ultimately、in the end
6派生語・関連語
7コロケーション
- initially planned(当初計画されていた)
- initially thought / expected(はじめは〜と思っていた/予想していた)
- initially resistant(当初は抵抗感を示して)
8確認テスト
The company initially rejected the proposal, but eventually agreed to fund it.
① 繰り返し
② ついに
③ 当初は
④ 完全に
③「当初は」が正解。文中にbutとeventuallyという対比・展開を示す語があり、「当初は却下したが、最終的には資金提供に同意した」という変化の構造になっている。initiallyのコアイメージ(後の変化を前提とした出発点)が典型的な形で現れている。
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