initiate
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は4冊に掲載されています。
1コアイメージ
initiate のコアイメージは「まだ何も始まっていない状態から、意図的に最初の一歩を踏み出すこと」です。ラテン語の initium(始まり・入口)が語源で、単に「始まる」のではなく、意志を持った主体が積極的に物事を起動させる、という能動的ニュアンスが核心にあります。だからこそ「戦争を始める」「交渉を開始する」のような大きな動きの起点に使われることが多い。また「人をある集団・秘儀に入れる(入門させる)」という意味も、この『新しい段階への扉を開く』イメージから自然に派生しています。start や begin と異なり、initiateには『意図的・公式的な出発点』という重みが伴います。
2意味一覧
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動詞
(計画・過程などを)開始する、起こす
何もない状態から意図的に最初の一歩を踏み出すイメージ。特に公式な手続きや重大な行動の起点として使われる。 -
動詞
(秘密・知識・儀式などを)伝える、入門させる
「新しい領域への扉を開く」というコアイメージが転じて、未知の世界に人を初めて招き入れる・伝授する意味になる。 -
動詞
(人を組織・クラブなどに)正式に加入させる、入会の儀式を行う
集団への「最初の一歩」を踏み出させるという意味。入会・入団の儀式的文脈で用いられ、見落とされがちな重要な用法。 -
名詞
入門者、新入会員、秘儀に入った人
「最初の一歩を踏み出した人」=まだ学び始めたばかりの人、または儀式によって初めて迎え入れられた人を指す。
3例文
4よくある間違い・注意点
start / begin と混同しやすいが、initiate には「意図的・公式的な起点」という重みがある。「雨が降り始めた」のような自然現象には使えず、人間の意志ある行動や公式プロセスの開始に限定される。
「入門させる / 加入させる」という名詞用法(an initiate = 入門者)は大学受験でも狙われるが、動詞の「始める」しか覚えていない学習者が多いため要注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| start | 最も汎用的な「始める」。自然現象にも使え、意図や公式性は問わない。initiateほどの重みはない。 |
| launch | プロジェクトや製品など大規模な物事を「打ち上げる・投入する」イメージ。initiateより勢いや規模感が強調される。 |
| commence | やや格式張った「開始する」。initiateと近いが、commence は単に「開始点」を示し、誰が起動させたかという能動的ニュアンスは弱い。 |
| trigger | 引き金を引くように、ある出来事が連鎖の起点になるイメージ。initiateより偶発的・機械的なニュアンスが強い。 |
対義語: conclude、terminate、finalize
6派生語・関連語
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initiation
名詞
開始;入会(の儀式);入門 -
initiative
名詞
主導権;率先;新構想(take the initiative「主導権を握る」)
-
initial
形容詞・名詞
最初の;頭文字(イニシャル)
-
initiator
名詞
開始者;発起人
7コロケーション
- initiate a process(プロセスを開始する)
- initiate legal proceedings(法的手続きを起こす)
- be initiated into ~(~に入門する/~の秘密を伝授される)
8確認テスト
“The new members were initiated into the society at a formal ceremony.”
① 新入会員たちは正式な式典で協会の活動を開始した。
② 新入会員たちは正式な式典でその団体に迎え入れられた。
③ 新入会員たちは正式な式典でその団体を設立した。
④ 新入会員たちは正式な式典でその団体の秘密を暴露した。
②が正解。initiate は「最初の一歩を踏み出させる」コアイメージから「(新たな領域・集団に)正式に迎え入れる」という意味を持つ。be initiated into ~ で「~に入会の儀式を経て加入する」という定型表現。①は「活動を始めた」の意味になり意味がずれる。③はfoundに近い意味で不適切。④はrevealなどが適切。
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